10月13日(日曜日)に“とちぎけんぱくキッズ・ツアー”を行いました。
ご参加頂きまして、ありがとうございます!
今回は「わかぴったん」と題しまして、宇都宮にゆかりのある百人一首についてお話しました。
まずは展示室1の百人一首の前で、「百人一首」の言葉の意味から考えてみました。
「百人」は文字通り、今から1300年から800年前の天皇や歌人や僧など100人という意味です。
「一首」は小学校低学年のお友達には少し難しい内容ですが、体の「くび」ではありません…というところから、和歌(短歌)についてお話しました。
現在の私たちも好きな歌を覚えて歌いたいと思ったり、好きな言葉をずっと心に残しておきたいと思いますね。その気持ちは今も昔も変わりません。
800年ほど前に宇都宮を治めていた宇都宮頼綱も、その思いを強くもった人物でした。京都・小倉山の別荘の襖を秀逸な和歌で飾ろうと考えた頼綱は、親戚筋にあった藤原定家に和歌を選ぶよう依頼します。定家が選んだ100人分の和歌は長く人々に愛され、現在のようにかるた遊びとしても残っています。なお展示室1には、紙に書かれた状態で流布した百人一首が展示されています。
次に展示室2そばのスペースに移動して、実際に百人一首を行いました。今回は競技かるたでも用いられる源平合戦を、短時間でできるようにアレンジして配置しています。
いざ、試合開始。
百人一首の和歌をよく覚えているお友達もいました。
結果は・・・引き分け。チームで助け合いながら、大変白熱した試合となりました。
こちらの場所からは、秋色の中央公園もよく見えます。
百人一首に最も多く詠まれた季節は秋、まさに今は百人一首日和!
学校やおうちで、ぜひ百人一首に挑戦してみて下さいね♪
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キッズ・ツアーは毎月第2・4日曜日14:00~行っています。
次回をお楽しみに♪
(普及資料課 木村)
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