テーマ展「とちぎのシャジクモ・フラスコモ」最新展示情報 8.ホンフサフラスコモ

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今回のテーマ展では、生きているシャジクモ・フラスコモも展示しています。現在10種を展示中です。この中から見頃の種類を紹介します。

ホンフサフラスコモ
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ホンフサフラスコモは、小枝がふつう2~3回分枝し、最終枝は短縮せず、2細胞からなるフラスコモの一種です。栃木県内ではため池1カ所で確認されているだけです。
環境省RDBではⅠ類に指定されていますが、県内では最近見つかったので栃木県版レッドリスト(改訂版2011)では、指定されていません。
今回の展示では現在10種の生体展示を行っていますが、1か月を超える期間、展示室という環境で栽培する中で変化が出てきました。水田のフラスコモ類はいずれも元気が無いのですが、池沼のフラスコモ類は皆、元気です。水槽の上に照明は点いていますが、本来の環境には程遠く、水田のフラスコモ類に元気がないのは、照度不足と思われます。池沼のフラスコモ類にとっても、卵胞子形成にはやや暗いようですが、何とか生殖器をつけ始めています。
本テーマ展も、残すところ1週間を切りました。お早目にお出でください!
(自然課:富永)