テーマ展「とちぎのシャジクモ・フラスコモ」最新展示情報 第9回最終回.カタシャジクモ

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今回のテーマ展では、栃木県内で生育の確認されているシャジクモ・フラスコモ20種1変種(うち1種は未同定)すべてを展示し、生きているシャジクモ・フラスコモ11種を展示してまいりました。本日は最終日、最後のご紹介です。

カタシャジクモ
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カタシャジクモは、主軸と小枝に皮層が発達するシャジクモの一種です。シャジクモ類独特の臭いが強いですが、水槽から出さないと臭いはわからないので、展示では確認できません。栃木県内では平野部の水田でも見つかったことがありますが、現在は奥日光の湯ノ湖で確認されているだけです。
環境省RDB、栃木県版レッドリスト(改訂版2011)ともに絶滅危惧Ⅰ類に指定されています。

このたびは、多くの皆様にご覧いただき、ありがとうございました。またいつか、最新の情報をまとめた展示を行なえればと思います。その際は、情報の充実はもちろん、シャジクモ・フラスコモの美しさをもっと表現できる展示にしたいと思います。そして何よりも、展示の元になる自然のシャジクモ・フラスコモが今以上に豊かになっていることを願っています。
(自然課:富永)