2013年08月02日
テーマ展「とちぎのシャジクモ・フラスコモ」最新展示情報 1.チャボフラスコモ
今回のテーマ展では、生きているシャジクモ・フラスコモも展示しています。乾燥標本とは違う美しいシャジクモ・フラスコモたちです。その中から見頃の種類を紹介します。
チャボフラスコモ
チャボフラスコモは、小枝が1回分枝し、最終枝が1細胞からなるフラスコモの一種です。よく似た仲間にヒメフラスコモがありますが、ヒメフラスコモは湖沼に、本種は水田に多く見られます。
栃木県では、県央から県南の水田に分布しますが、中干しの行なわれる水田では生育できません。環境省RDBでは絶滅危惧Ⅰ類、栃木県版レッドリスト(2011改訂版)では絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。
水田ではめったに見られない、ノビノビ育った藻体が見ものです。
(自然課:富永)
投稿者 : 自然課 | カテゴリー : テーマ展