4月28日(日曜日)に“とちぎけんぱくキッズ・ツアー”を行いました。
キッズ・ツアーとは、通常の定時解説とは一味違う、お子様向けのお話です。
大人の方にも楽しんで頂けるよう準備していますので、
是非ご家族皆様でご参加ください。
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今回は「たびする鳥の春@とちぎ」と題して、お話ししました。
今日の主役は、スロープ展示の白根山山頂のジオラマでも見ることができます。
みんな見つけられましたね。
今日の主役はツバメです。
春が来ると日本中で見られるツバメ。
一体どこから、どんな風にして日本へ渡ってくるのでしょう。
初めにツバメの渡りを描いた絵本を読みました。
マレーシアなどの暖かい南の地域から、
ツバメは子育てをするために日本へ渡ってきます。
その移動距離は5000キロにも及びます。
5000キロという距離、想像できますか?
マレーシアのクアラルンプール国際空港から、
日本の羽田空港まで、飛行機だと約8時間かかります。
車だと丸4日間以上もかかる計算になります。
海では天敵に見つかることや、嵐に遭うこともあるでしょう。
それらの困難を乗り越えて、ツバメは日本にやってきます。
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次にツバメの剥製を紹介しました。
長い距離を移動するツバメには、体に隠された秘密がいっぱいあります。
ツバメと同じくらいなじみのある鳥・スズメと比べながら、お話しました。
ツバメとスズメ、体長はどちらが大きいでしょう?
体重が重いのはどちらでしょう?
翼や足にも、それぞれの生活に適した特徴があります。
普段よく見かけるツバメとスズメですが、
間近でじっくり観察する機会はなかなかありません。
見て、知って、身近な鳥や自然に興味をもってもらえたら、
とても嬉しく思います。
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キッズ・ツアーは毎月第2・4日曜日の14時から約20分間、実施しています。
解説の内容は、十人十色。毎回異なった内容で行いますので、是非ご参加ください。
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