本日平成25年1月12日(土曜日)より、3月31日(日曜日)までの会期で、
民俗部門のテーマ展を2つ開催しています。
今回は、その内の1つ人文系テーマ展「栃木の手仕事~木のめぐみ~」に
展示している線香についてご紹介します。
ひとくちに「線香」と言っても、今の線香は多様です。
色、形、香り・・・など、いわゆる香(こう)との境界線が微妙なくらいに
種類が豊富なのです。
今回展示させていただいている様々な「線香」、「香」の中でも、
ちょっと驚かせられるのが、写真の線香です。
資料をご提供くださった、栃木市の「一心堂」さんでは、
「現字合掌香」と名付けて販売されています。
展示するために、昨日、火をつけました。
線香が燃え進むと、文字が!!
燃えた後の灰も崩れにくく作られていて、
最後まで燃え尽きても簡単には崩れませんが、
さすがに、外の風や、展示室に運ぶ道中の振動など、
無事展示ケースに収められるか、心配は尽きませんでした。
ですが、今、無事、最後まで文字が浮き出た線香を展示しています!
写真の文字はまだまだ途中。
ご来館の際には、どうぞご覧になってみてくださいね。
ちなみに、一心堂さんは同様の線香を7種類販売していますが、
希望する文字で作ることもできるようですよ!
すごいですね!!(製法は秘密です)
(人文課 宮田)
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