2012年12月27日
長期休館中の博物館は何をしているのかな?(2)
いつも大変お世話になっております。
爬虫類には大変厳しい季節となりましたが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
本日も崖っぷちレポーターの相棒として、栃木県立博物館の情報をお送りいたします。
(最近、崖っぷちなのは相棒の私なのではないだろうか?という声も聞きますが、断じて違います)
さて、現在、栃木県立博物館は館内工事の為、長期休館中となっております。
その間、我々、博物館の職員は何をしているのか?非常に気になっている方もいらっしゃるのではないかと思います。
実は、このような長期休館を利用して、研修を行ったり、あちこちにある資料を確認するために出張したり、館内の展示資料のメンテナンスを行ったりしています。
前回、スロープの白根山のことを学ぶために館外研修を行ったことをレポートしましたが(長期休館中の博物館は何をしているのかな?)、今回は学芸部にスポットを当ててみたいと思います。
とはいえ、尾行スキルのない私が出張にこっそりついていくことは出来ませんので、館内のメンテナンスの状況をレポートしてまいりました。
おや、何か作業をしていますね。
そっと近づいていってみましょうか…!
どうやら、中禅寺湖あたりで見られる昆虫の展示資料を整理しているようです。
作業中の学芸員へ話を伺ったところ…
「スロープのキャプションを来館者の皆様が見やすいように変更しています」
とのこと。
既に整理し終えた展示資料を回ってみましたが、キャプションの文字も大きくなり、非常に見やすくなっております。
今回は昆虫だけに集中して撮影しましたが、実は、キャプションを変えているのは昆虫だけではなく、スロープ展示にある資料全てのキャプションが大きい文字に変更されています。
そして、鳥の鳴き声が聞こえるところにもちょっとした工夫をしておりますので、ぜひ、実際に見てくださいね!
さて、今回、突撃してきた場所がどのように変更されたのかを知ることができるのは1月5日(土曜日)以降になります。
1月5日(土曜日)から開館いたしますので、また皆様にお会いできることを楽しみにしております。
この一年間、大変お世話になりました。
特に開館30周年記念特別企画展の開催期間中は多くの皆様に御来館いただきまして、本当にありがとうございました。
来年も栃木県立博物館をよろしくお願いいたします。
投稿者 : 普及資料課 | カテゴリー : 普及教育活動記録