2012年12月01日
自然史学会連合講演会「自然災害とナチュラルヒストリー」のお知らせ(12月1日)
平成24年度 自然史学会連合講演会
自然災害とナチュラルヒストリー
開催日:2012年12月1日(土曜日)
時 間:午前10時~午後4時30分
会 場:栃木県立博物館 講堂 (宇都宮市睦町2-2)
電話028-634-1311; URL: http://www.muse.pref.tochigi.lg.jp/index.shtml
主 催:自然史学会連合
共 催:栃木県立博物館
入場無料・予約不要 当日会場へおいでください
(展示の観覧には入館料が必要です)
講演会趣旨:
東日本大震災は、地震、津波、原子力発電所事故が相まって甚大な人的・社会的被害をもたらしました。さらに、自然環境への影響も大きく、それは現在も続いています。この講演会では、津波や原発事故などが生態系に及ぼす影響といった震災に直結する話題はもちろん、有史以前から火山の噴火や大規模な気候変動などをくぐりぬけて生きてきた我々人類を含む生物の営みについて、自然史系科学の第一線で活躍中の研究者が解説します。さらに、この震災で被害を受けた博物館資料のレスキュー事業についても紹介します。
講演会プログラム
10:00-10:05 開会挨拶
10:05-10:15 趣旨説明
10:15-10:45 数100年おきに繰り返す大津波―その時、生物は?
大越 健嗣 (東邦大学)
10:45-11:15 東北地方太平洋地震とそれに伴う津波が沿岸生態系に与えた影響
河村 知彦 (東京大学大気海洋研究所)
11:15-11:45 標本レスキューの実際~津波に遭った自然史標本を救う試み
鈴木 まほろ (岩手県立博物館)
11:45-12:45 昼食
12:45-13:15 東アジア新生代の植生と気候変動の歴史―科博の植物化石コレクションから
矢部 淳 (国立科学博物館)
13:15-13:45 貞観16年3月の開聞岳噴火をめぐって
鷹野 光行 (お茶の水女子大学)
13:45-14:15 火山噴火と人々の生活-北関東地方の噴火災害史を中心に
早田 勉 (火山灰考古学環境研究所)
14:15-14:30 休憩
14:30-15:00 森林生態系における放射性核種の移行
恩田 裕一 (筑波大学)
15:00-15:30 河川生態系とカタストロフィー,アユの視点から
井口 恵一朗 (長崎大学)
15:30-16:00 富士山の噴火予知と被害想定の研究
佐野 貴司 (国立科学博物館)
16:00-16:25 質疑応答
16:25-16:30 閉会挨拶
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
自然史学会連合 加盟学協会 http://www. ujsnh.org
自然史学会連合は、日本に存在する自然史関係の学協会が作る連合体です。現在、39の学協会が加盟しています。
種生物学会◎植生学会◎植物地理・分類学会◎地衣類研究会◎地学団体研究会◎東京地学協会◎日本遺伝学会◎日本衛生動物学会◎日本貝類学会◎日本花粉学会◎日本魚類学会◎日本菌学会◎日本蜘蛛学会◎日本古生物学会◎日本昆虫学会◎日本昆虫分類学会◎日本植生史学会◎日本植物学会◎日本植物分類学会◎日本進化学会◎日本人類学会◎日本生態学会◎日本生物地理学会◎日本蘚苔類学会◎日本藻類学会◎日本第四紀学会◎日本地衣学会
◎日本地質学会◎日本鳥学会◎日本地理学会◎日本動物学会◎日本動物行動学会◎日本動物分類学会◎日本プランクトン学会◎日本ベントス学会◎日本哺乳類学会◎日本陸水学会◎日本鱗翅学会◎日本霊長類学会
※この記事は開催日(12月1日)まで未来日時指定で掲載しております。
(自然課)
投稿者 : 自然課 | カテゴリー : 講座案内