2012年07月31日

「土偶を作ろう(成形)」が行われました

夏休み文化財体験教室「土偶を作ろう」が7月28日土曜日に、博物館研修室にて行われました。
当日は31名の方々にお集まり頂き、ありがとうございました。

今回は粘土から土偶を形作っていく段階の「成形」を行います。

まず、当館の上野学芸部長から土偶についての解説がありました。

土偶とは何なのか？
本当に土偶は女性像ばかりなのか？
どうしていろいろな形の土偶があるのか？

皆さん熱心に話を聞いていました。

続いて、いよいよ土偶作りに入ります。

皆さん、山形土偶、ハート形土偶、板状土偶など、様々なものに挑戦です。

見本を一生懸命確認しながら、形を作っていきます。

あまり水をつけ過ぎるとうまく乾燥されず、焼くときに割れてしまうので注意しながら形を整えます。

見本として、昨年度までに作成された土偶たちが、新しく作成される土偶たちを見守っています。

土偶が完成しました！
あとは焼くまでの1ヶ月間、じっくり乾燥させて水分を蒸発させます。

次回は8月25日土曜日、いよいよ土偶の焼成です。
場所は宇都宮市上欠町にある「うつのみや遺跡の広場」で行います。

例年行っている作業ですが、毎回うまく焼けるか緊張する一日です。

天候に恵まれますように…

（人文課　津野田）

投稿者 ： 人文課 ｜ カテゴリー ： 考古部門活動記録