佐野市立吉澤記念美術館で、地域移動博物館「室町・江戸絵画のあやしくステキなおじさまたち」がはじまりました。当館所蔵の室町~江戸時代の絵画18点が展示されています。
この展覧会のテーマは、〈おじさま〉です。禅宗絵画や祖師像、文学主題の絵画といった、一見堅苦しく難しそうな作品が、あやしくステキな〈おじさま〉たちの姿に注目して分かりやすく解説されています。
看板や入り口のバナーにも、ニヤリと微笑むおじさまの姿が。
このおじさまは、室町時代の絵師狩野雅楽助の描いた「布袋図」です。この展覧会で展示されています。
展示室にもおじさまたちがずらりと勢揃い。
正面には、狩野常信の三幅対がまるでこの展示ケースにあつらえたように、ぴしりと格好よく展示されています。
「おじさま」展は8月21日(日)まで開催されています。みなさん、この夏はぜひあやしくステキな〈おじさま〉たちに会いに行ってくださいね。
なお、展覧会の期間中には講演会や展示解説も行われます。詳細は吉澤記念美術館のホームページにてご確認ください。
佐野市立吉澤記念美術館「室町・江戸絵画のあやしくステキなおじさまたち」詳細ページ
(人文課:茨木)
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