土偶きぐるみがやってきた!

今日、株式会社オオミヤから企業メセナの一環として、栃木県博に土偶のきぐるみが寄贈されました。
丸い顔をしたとってもかわいいきぐるみです。


正面から記念撮影


これが後ろ姿。

背中にも模様があります

実はこのきぐるみにはモデルがいます。
当館所蔵の「ミミヅク土偶」です。

全長は約12センチ


今から約2800年前(縄文時代晩期)につくられたもので、栃木市(旧藤岡町)後藤遺跡から出土しました。
顔が鳥のミミヅクに似ていることから、この名前で呼ばれています。
土偶は縄文時代の女神像と考えられていますが、まつりに使用する際に壊されることが一般的なため、このように全体の形が残っている例はとても珍しいです。
この「ミミヅク土偶」の特徴のぱっちりした目や丸い口、体の模様が、きぐるみにも忠実に再現されています。

明日明後日(12日と13日)の無料入館日には、この土偶きぐるみも展示室に登場します。
登場するのは、両日とも10時、11時、13時、14時、15時から各15分の一日5回です。
また、この二日間限定で、きぐるみの愛称の募集も行います。
採用された方には感謝状と記念品(土偶のレプリカ)が贈呈されます。
皆さんこの子に素敵な名前をつけてあげてください。

この土偶きぐるみは秋の企画展「土偶の世界」のマスコットとしても活躍予定です。
週末はぜひかわいい土偶のきぐるみに会いに来て下さいね。

(人文課:茨木)