厳しかった残暑も終わり、このごろは一気に涼しくなって秋の訪れを実感
しますね。秋というと色々なものを連想しますが、今日は、秋といえば「キノコ」
ということで、キノコについてご紹介します。
10月1日に日光へ植物の調査に行ってきました。最初に訪れたのは、湯ノ湖です。
当日はとても天気が良く、湖もきれいでした。
紅葉にはまだ早いと思っていましたが、いち早くツタウルシの葉が赤く色づいていました。
道を歩いていると、倒木にたくさんのキノコが!もしや、ムキタケでしょうか?
近寄ってよく見ると、ツキヨタケでした。ツキヨタケは一見おいしそうですが、れっきとした
毒キノコです。シイタケやムキタケなどと間違えられやすく、中毒例の多いキノコです。
食べると嘔吐や腹痛をおこします。
でも、形はかわいらしいですね。
次は湯ノ湖を離れ、ハルニレ林に行きました。林の下は一面ササに覆われています。
ササをかきわけ、よーく見ると・・・ありました。
倒木の上に鮮やかな青緑色のキノコが生えていました。これは、ロクショウグサレキン
モドキというキノコのようです。
同じ倒木に別のキノコも並んで生えていました。なんでしょうか。
この日は、他にも色々なキノコを見かけました。食べなくても、散策して鑑賞するのも
楽しいものです。
これからの季節、キノコ狩りに出かける方もいっらしゃるかと思いますが、毒キノコには
十分気をつけてください。よくわからないキノコはむやみに食べないようにしましょう。
キノコについて「もっと知りたい!」という方は、現在博物館で、テーマ展「キノコの森へ
でかけよう!」を行っていますので、ぜひいらしてください。
(自然課:齊藤)
コメント