2010年07月30日
生物多様性を守るには地域から ―シモツケコウホネを知る・守る―
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博物館からシンポジウムの開催のお知らせを以下のとおり通知いたします。
■公開シンポジウム
「生物多様性を守るには地域から
―シモツケコウホネを知る・守る―」
シモツケコウホネ(スイレン科)は2006年に新種として発表された栃木県固有の水草です。かつては栃木県中部から北部にかけて分布していましたが、現在は3つの地域でわずかに生き残っているにすぎません。
日本の豊かな生物多様性を次の世代に伝えていくためには、シモツケコウホネのような地域固有の生き物たちを知り、守っていくことが必要です。
このシンポジウムでは、日本の絶滅危惧種研究の第一線で活躍されている京都大学大学院農学研究科の井鷺裕司教授や、シモツケコウホネの名付け親である大阪市立自然史博物館の志賀隆学芸員をお招きします。また、県内での保全活動についても話題提供をしていただき、栃木県の宝、シモツケコウホネを知り、どのように守っていくかを考えたいと思います。
日時:9月23日(木・祝) 13:00~17:00
場所:栃木県立博物館 講堂
講師:井鷺裕司氏(京都大学大学院農学研究科)
志賀 隆氏(大阪市立自然史博物館)
星 直斗氏(栃木県立博物館) ほか
共催:栃木県立博物館・京都大学大学院農学研究科・環境省
定員:200名
参加費:無料(ただし高校生以上で展示物観覧の際は博物館入館料が必要です)
申し込み方法:不要です。会場に直接お越し下さい。
※本シンポジウムは、環境省の環境研究総合推進費(D-0903)の支援を受けて実施します。
投稿者 : 普及資料課 | カテゴリー : 博物館からのお知らせ