7月17日、本日より企画展「節足動物の多様な世界-三葉虫からカブトムシ
まで-」が開催されます。節足動物というのは、体がふしと殻からできている
動物たちのことで、例えば昆虫、カニ、クモそれから現在は生息していない
三葉虫など色々な動物が含まれます。
今回は、企画展開催に至るまでの準備の様子をご紹介したいと思います。
企画展開催の4日前。展示する文字や写真のパネルをパソコンで作っています。
展示に必ずと言うほど見かけるパネルですが、当館ではほぼすべて手作りです。
イラストを描いたり、写真をとりこんだりしてパネルの下地を作成し、印刷します。
印刷した紙はパネル用の板に貼り付けて、カッターで丁度いい大きさに
カットします。
こちらは昆虫の模型を紙粘土で手作り中。作っているのはカブトムシの幼虫の
ようです。完成品はお楽しみです。ぜひ実物を見に来てください。
展示室では、自然課総出で作業中です。まずパネルを貼る前に配置を決めています。
「この写真はこっちの方がいいかな?」
配置が決まったらひたすら壁に貼ります。二人はパネル貼り初体験です。
とても慎重かつ丁寧に作業をしています。
布川学芸員は作業が非常に手慣れていて、まるで職人のように貼っていきます。
大きいパネルは数人がかりで設置します。
「高さはこのあたりがいいかな?」「もうちょっと上がいいんじゃない」
…と、このような作業を経て企画展完成です。
今日紹介した作業だけではなく、企画展は一年以上前から構想を練ったり、勉強
したり、写真撮影に行くなどさまざまな作業の積み重ねでやっと出来あがっている
のです。
今回の展示は、太古の生き物から、巨大なタカアシガニもあれば、ものすごく小さい土の中のダニ、きれいなチョウなど、たくさんのふしのある動物達が大集合しています。お子様も楽しめると思いますので、夏休みの思い出にぜひいらっしゃってください。
サワガニたちもお待ちしています!
(自然課:齊藤)
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