チョウチョの翅に、捕まえた場所、日付、捕まえた人の名前をかいて放してあげる。。。
そんな観察会が昨年8月18日、栃木県立博物館友の会主催で行われました。
アサギマダラParfantica sita(写真1)は、
長距離を移動するチョウとして知られています。
(写真1)
このチョウの移動を調べるため、
翅にサインペンで、捕まえた場所、日付、捕まえた人の名前をマーキングします。
詳しい内容は、2009年8月21日の博物館ブログをご覧ください。
http://www.muse.pref.tochigi.lg.jp/news/2009/08/post_31.html
我々の観察会でマーキングされたアサギマダラが、
兵庫県で再捕獲されたという情報が入ってきました。
この写真は、兵庫県で捕獲されて撮影されたアサギマダラ(写真2)。
翅には「日光、0818、さっほ」とマーキングされています。
この個体は、日光で私達がマーキングして放したアサギマダラに間違いありません。
日光から兵庫県までの長い距離を、このチョウは移動したんですね。
(写真2)
多くの情報が集まれば、アサギマダラの移動経路が次々と明らかになってきます。
みなさんも、この調査に参加してみませんか?
今年も、栃木県立博物館では8月8日に、
観察会「飛んでけ!!アサギマダラ」を行う予定です。
皆様、ふるってご参加ください。
(自然課 大島)
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