9月11日に平野部の湿地に植物の調査に行きました。現在、平野部の湿地
の多くは開発されてしまいあまり残っておらず、貴重な場所となっています。
平野部にしてはかなり広い面積の湿地と草地です。
湿地にはホシクサの仲間がたくさんはえていました。
ミミカキグサがたくさん咲いていました。果実がまるで耳かきのような形を
しています。ミミカキグサの仲間は地中に補虫のうという虫をつかまえる
小さな袋を持っています。湿地は栄養が乏しいので虫を捕まえて栄養を補って
いるようです。
紫色のホザキノミミカキグサもたくさんありました。
湿地の周りは定期的に草刈りをしているようで、広い草地が残っています。
秋空と草地の組み合わせがさわやかです。白い花はサワヒヨドリのようでした。
ツリガネニンジンもたくさんありました。
オグルマも咲いていました。
他にも草地には秋の七草のオミナエシ、ハギの仲間、ススキなども
ありました。また、ドジョウやカエル、何かの小魚、オオシオカラトンボや
イトトンボ、ショウリョウバッタなど様々な生き物がいました。こんな
素敵な湿地・草地はいつまでも残したいですね。
(自然課:齊藤)
コメント