5月14日(土)、中央公園においてナスヒオウギアヤメの鑑賞会を開催しました。

当日朝まで降っていた雨もあがり、薄曇りの中での鑑賞会となりましたが、解説担当の星学芸員曰く、「このくらいのがアヤメを見るのにいい天気」。

11時~と14時~の2回開催しましたが、延べ64名の方が参加されて大盛況でした。

中央公園管理事務所の佐藤さん、中村副館長の挨拶の後、星学芸員の解説が始まりました。ブログ写真1.jpg

 配布資料や解説パネル、実物をもとに、アヤメ、カキツバタ、ハナショウブ、ヒオウギアヤメ、ナスヒオウギアヤメの特徴や見分け方、ナスヒオウギアヤメの由来等を分かり易く解説し、参加者の方々はそれを熱心に聞き入っていました。

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上:ナスヒオウギアヤメ

下:アヤメ

違いがわかるかな?

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観察会の後は、中村副館長をはじめとした博物館職員有志ボランティアによる野点が行われ、お茶が無料でふるまわれました。

参加者の皆様には楽しんで頂けたでしょうか?

       

(自然課 三宅)

先日、めでたく入館者一万人を超えた異界展ですが、一部展示替えを予定しており、5月22日(日曜日)で前期展示が終了します。

今回は、あと数日でみられなくなる前期展示の資料をご紹介します。


幽霊というと、どのようなイメージがあるでしょう?恐ろしい、不気味な、得体の知れない、あるいは亡き人に会える懐かしみを抱く人もいるかもしれません。

①幽霊画 穂谷筆 国立歴史民俗博物館蔵・画像提供

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部屋の片隅の暗がりに、白い着物の女性がたたずんでいます。

一見、「誰かな」と思いつつ、違和感からよくみてみると、足もとはすっと消え、この世のものではないとわかります。

眉をひそめた表情は、恨みがこめられているような、悲しみをたたえているような......。

懐に差し入れた手は何を意味しているのでしょうか。

想像がふくらみます。

  

 

 

 

②幽霊図 国立歴史民俗博物館蔵・画像提供

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①の幽霊画は、明暗の曖昧さがこの世とあの世の境をわからなくさせるような絵ですが、この幽霊図は明らかに異界のものという感じです。

あばら骨の浮いた青白い肌に、白目は光るように黄色くなっています。

やはり足はないのですが、まるでちぎれたような異様さがあります。

風になびく髪を口に噛みしめ、下唇に描かれた尋常ではないシワが、この幽霊の思いの強さを表すようです。

それに反して、まなざしは諦めや憂いを帯びているようでもあります。

控えめなやさしい手招きに、つい、呼ばれてしまわないよう、ご注意ください。

 

 

①と②は対照的な雰囲気ですが、幽霊となった経緯は人それぞれなのかもしれません。この人はどうして幽霊となって、現世にもう一度現れているのか、何か伝えたいことがあるのだろうか、そんなことを考えながらみてみると、その時々の感じ方によって、幽霊に対するイメージも変わってくるようです。

 

③水虎十式品之図 安政2(1855)年 国立歴史民俗博物館蔵・画像提供

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各地で捕らえられたという10種類の河童を記した図です。河童にも種類があったとは驚きです!中にはスッポンのような河童もいたり、緑だけでなく青や肌色の河童もいたり、実にさまざま。

とくに正面と後姿を紹介する左上の河童は、享保元(1716)年に水戸で網にかかったとの注釈があります。網にからまる河童を想像すると、うす気味悪くも、少しまぬけな気もします。

 

これらの資料の実物がみられるのは5月22日(日曜日)までです!!

まだご覧になっていない方、もう一度ご覧になりたい方は、この機会にぜひ足をお運びください♪


*これからの異界展 関連事業*

地獄絵絵解き  5月28日(土曜日) 午後2時~3時

 講師:井上広法氏(光琳寺住職)  場所:当館講堂(定員150名)

 備考:要予約(教育広報課028-634-1312) 聴講無料(ただし実物資料の観覧には観覧料が必要)

担当学芸員による展示解説  6月4日(土曜日) 午後2時~3時

 場所:当館展示室   備考:予約不要(要観覧料) 

講座「栃木の民話語り(異界)」  6月11日(土曜日)  午後1時半~3時

 講師:栃木県民話の会連絡協議会会員・担当学芸員

 場所:当館講堂(定員150名)  備考:予約不要(無料)

体験談募集

 本展会期中、あなたが体験した異界にまつわる出来事を募集しています。

 当館展示室にて専用の用紙にご記入ください。

 

(人文課 久野)

本日、企画展「異界~あなたとふいにつながるせかい~」の入館者が1万人を突破しました。
ここまで、多くの皆様にご来館いただきまして、ありがとうございました。
1万人目となったお客さんは、

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宇都宮市在住の戸崎祥花さん。
おうちの方と一緒にいらっしゃいました。
博物館にはこれまでも何回かいらっしゃっているとのこと。
スロープの花に興味をもっていると伺いました。
琴寄館長から、記念品として企画展の図録、当館の招待券、ペアのお食事券などが贈られました。
企画展「異界~あなたとふいにつながるせかい~」は、6月15日(水)まで、あと1ヶ月あります。
5月24日(火)~は、後期展示として一部出陳資料の展示替えもあります。
ぜひ、この機会に、不思議な「異界」について一緒に考えてみませんか?
※新型コロナウィルス感染症対策を万全にして、皆様のご来館をお待ちしております。

(人文課)

キッズツアー「博物館的☆おはなし会」を行いました。

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みなさん、こんにちは!

5月15日の県博デーに、キッズツアー「博物館的☆おはなし会」を行いました。

ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

当日の様子を少し、ご紹介します。

  

博物館と図書館の、両方を好きになってほしいなあ、と思って始めたこの企画も、今日で2回目です。

かこさとしさんの「おたまじゃくしの101ちゃん」の絵本を読んで聞いていただき、お話の内容を確認しながら、登場した生き物を紹介しました。

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このお話を、栃木県の場合と考えて、学芸員さんに色々教えてもらい、多分こうなんじゃないかな、という部分も交えながら、聞いてもらいました。

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例えば、栃木県にはカエルは13種類いますが、住んでいる場所や、吸盤の無い脚、皮膚がイボイボしていない様子から、このお話のカエルは、トウキョウダルマガエルじゃないかなぁ、とか。

自然の中で、アメリカザリガニとタガメの争いは起こるのかを考えた時に、全国的にタガメは数が減っているけれど、栃木県にはまだ沢山いるので、起こるかもしれない、とか.。

タガメが待ち伏せをする時につかまるような水草を、アメリカザリガニは切ってしまうので、アメリカザリガニの多い所では、タガメとあまり会わないかもしれない、とか。

野外調査を塩谷町で行った時の、アメリカザリガニの標本も、じっくり見てもらいました。

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大きいザリガニの、ハサミのイボイボの様子や、色々な大きさのアメリカザリガニを観察します。

  

自然系の常設展示に移動して、標本を見ながら説明します。

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お話に登場した、カエル、メダカ、カワトンボ、アメンボ、タガメ、アメリカザリガニ、みんな展示室にいました。

最後に、水辺の環境が、昔と変わってきて、生き物が住みづらくなっていることをお話して、今日のキッズツアーは終了です。

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次回のキッズツアーは、6月19日の日曜日に行います。

「大名行列と宇都宮」で、江戸時代のふしぎな行列と宇都宮のまちを見てみよう!

みなさまのご来館を、お待ちしております。

  

  

教育広報課 解説員

令和4(2022)年8月21日(日)までテーマ展「ダンゴムシ」を開催中ですが、本日は「ダンゴムシとワラジムシをさがしてみよう!」という観察会を行いました。

21名の参加者に博物館の研修室にお集まりいただいただき、担当の南谷学芸員の話を聞いた後、みんなで外に出て、ダンゴムシを探しにいきました。本日は雨の心配もありましたが、観察会の時間にはすっかり雨も上がりました。

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テンガロンハットがトレードマークの南谷学芸員と、落ち葉をかき分けてダンゴムシを探す参加者の皆さん。

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博物館建物のヘリでもダンゴムシが見つかります。乾いた砂利の中から、ホソワラジムシが次々にみつかりました。落ち葉のある林から、ほんの数メートルしか離れていなくても、生息するダンゴムシの種類は違ってきます。

屋外でダンゴムシを採集したあと、それらを研修室に持ち帰り、虫眼鏡を使って観察しました。ダンゴムシとワラジムシの違いや、オス・メスの見分けかた、体のつくりなどを学びました。本日採集できたのは、オカダンゴムシ、シッコクコシビロダンゴムシ、ワラジムシ、ホソワラジムシ、ナガワラジムシ、コガタハヤシワラジムシの6種類でした。

最後はダンゴムシを迷路に歩かせる実験をしました。ダンゴムシは突きあたりを右に曲がったら次は左に曲がり、その次は右、左と左右交互に曲がる性質を持っています。それを確かめるため、ストローを使い簡単な迷路をつくりました。みなさん思い思いの迷路を作りましたが、ダンゴムシは思うように迷路をクリアしてくれたでしょうか?

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ストローを使い迷路を作る参加者。

参加者のみなさんがダンゴムシ、ワラジムシを採集し、観察し、実験するという盛りだくさんな内容の観察会でした。

6月19日(日)13時30分~15時には学芸員とっておき講座「ダンゴムシってどんな動物?」を行います(予約不要)。

また、テーマ展「ダンゴムシ」にもぜひおこしください。

(自然課 井上)

ナスヒオウギアヤメ鑑賞会について

令和4年度の「ナスヒオウギアヤメ鑑賞会」は、開花の状況に合わせて5月14日(土曜日)11時からと14時からの2回、開催することが決定しました。

集合場所は中央公園内、日本庭園となります。

予約不要で参加できますので、ご参加お待ちしております。

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みなさんこんにちは。

5月5日の木曜日(こどもの日)に、博物館でやってみよう「折り紙でかぶとをつくろう」を行いました。

当日の様子を少しだけご紹介します。

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こちらは見本です。

好きな家紋やイラストのシールを選んで、自分だけの折り紙かぶとを作ってみましょう!

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たくさんのお客様にお越しいただきました!

どんな折り紙かぶとができたでしょうか?

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個性豊かでとてもかっこいい折り紙かぶとができましたね!

ご家庭でも是非、折り紙かぶとを折っていただけると嬉しいです。

新聞紙やポスターを使って、実際にかぶれる折り紙かぶとを作ってみるのもおすすめです♪

改めまして、参加してくださった皆様、ありがとうございました。

次回の「博物館でやってみよう」は5月29日(日曜日)に「昔の布でシジミ貝根付をつくろう」を開催予定です。

※こちらは午後2時から午後3時30分の開催を予定していますが、ある程度密にならない人数を超えてしまったり、材料が無くなったりした場合、受付終了とさせていただきますのでご了承ください。

是非ご参加ください。

教育広報課 解説員

みなさんこんにちは!

4月24日の日曜日に博物館でやってみよう「扇ぬり絵体験」を行いました。

当日の様子を少しだけご紹介します。


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こちらは見本です。

自由に、お気に入りの色で塗っていきましょう!

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みなさんすごい集中力です。

どんな作品ができるかな?

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お疲れ様でした。

みなさん素敵な扇ができましたね!華やかでとってもきれいです。

参加してくださった皆様、ありがとうございました。

これを機に少しでも扇や十二単に興味を持っていただけると幸いです。


次回の博物館でやってみよう!はGWスペシャル!!

4月29日祝・金曜日「化石ひろい」

4月30日土曜日「県博たてものツアー」(この日のみ10時30分~11時30分開催)

5月1日日曜日「化石ひろい」

5月3日祝・火曜日「県博たてものツアー」

5月4日祝・水曜日「化石ひろい」

5月5日祝・木曜日「折り紙でかぶとを作ろう」です。

※これらは午後2時から午後3時30分の開催を予定していますが、ある程度密にならない人数を超えてしまったり、材料が無くなったりした場合、受付終了とさせていただきますのでご了承ください。

是非ご参加ください。

教育広報課 解説員

みなさんこんにちは。

4月17日の県博デーでキッズツアー「博物館ウォンテッド~〇〇をさがせ~」を行いましたので、その様子を少しだけご紹介します。

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タイトルの通り、子どもたちに博物館の展示資料の写真を見せ、その資料がどこに展示してあるのか探してもらいました。ご紹介したものは、カモシカ・アロサウルス・土偶・絵巻・眠り猫などです。中世の職人と彼らに関する歌を収めた「七十一番職人歌合絵巻」からは、相撲取りを見つけてもらいました。この資料から、今でもなじみのある職業が中世にはすでに存在していたことがわかり、みなさん興味深く解説を聴いてくださいました。

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ではここで問題です!「一服一銭」とは何のことでしょうか? 「一服するのにお金を支払う」ということで、正解はお茶屋さんでした。中世に現れたお茶の行商人から、次第に茶屋が発展していったのですね。

参加してくださった皆さま、ありがとうございました。


次回のキッズツアーは、5月15日「博物館的☆おはなし会」です。今回は、おたまじゃくしが、たくさん出てくる絵本です。予約は不要で、14時開始です。皆様のお越しをお待ちしております。

教育広報課 解説員

観察会「スミレをさがそう!」を開催しました!

4月16日(土)、観察会「スミレをさがそう!」を宇都宮市多気山にて開催しました。
朝まで降っていた雨もやんで、絶好の観察会日和!
花が咲いている時期に開催するのは3年ぶりで、担当の星学芸員も大変楽しみにしていました。

葉っぱの形はハート型?三角形?
葉っぱに毛はある?
花をのぞいて、花びらに毛がはえているかな?

星学芸員が説明するスミレの特徴をみなさん熱心に聞いていました。

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こちらのタチツボスミレは、葉がハート型の代表格。

ニオイタチツボスミレ、ニョイスミレ、エイザンスミレ、マキノスミレなどなどたくさんのスミレを観察することができました。

見晴らしがよいところでも、地面を見つめてしまうスミレ観察。

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また、シラカシ、ウラジロガシ、アラカシ、ツクバネガシの4種類のカシ類やミヤマシキミ、ウラシマソウ、ベニシダ、リョウメンシダとたくさんの植物を観察しながら歩きました。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。

(自然課 猪狩)