諸事情により、「催し物案内」に掲載されている下記のイベントを中止いたします。
オープニング記念講演会
「豊麗の大地『とちぎ』の光と影~大戦下の故郷の人々の生活を中心として~」
講師:大野幹夫氏(とちぎの空襲・戦災を語り継ぐ会 代表)
期日:7月12日(土)13:30~15:30
ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
栃木県立博物館公式ブログです。栃木県立博物館のイベントなどの最新情報を掲載します。
諸事情により、「催し物案内」に掲載されている下記のイベントを中止いたします。
オープニング記念講演会
「豊麗の大地『とちぎ』の光と影~大戦下の故郷の人々の生活を中心として~」
講師:大野幹夫氏(とちぎの空襲・戦災を語り継ぐ会 代表)
期日:7月12日(土)13:30~15:30
ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
◯宇都宮市・任期9 月・博物館解説員の募集(栃木県立博物館)
1採用予定人員 1名
2応 募 資 格 栃木県の自然や文化に興味があり、展示解説や普及啓発業務に意欲のある者、
基本的なパソコン操作(Word、Excel 等)ができる者 等
3選考方法等 令和7(2025)年6月5日(木)面接
4受付期間 令和7(2025)年5月15日(木)~令和7(2025)年5月29日(木)
※応募者を一定数確保できた場合は受付期間前に募集を締め切る場合がありま
す。
詳しくは募集要項【解説】を御覧ください。
募集要項【解説】 (1).pdf
様式1選考願書【解説】 (1).pdf
様式2履歴書【解説】.pdf
様式3小論文.pdf
前日に引き続き、企画展「外来生物」関連の観察会「外来生物をさがそう!in 多気山」を2025年5月4日(日)に開催しました。今回も小さなお子さんからご年配の方まで31名が参加しました。
集合した駐車場では、遠目ではありましたがガビチョウが鳴いている姿を見ることができました。ガビチョウの鳴き声は特徴的でわかりやすいですが、なかなか姿を見つけづらいため、今回は見ることができてラッキーでした。
駐車場から多気山不動尊持宝院に向かう道にはシャガ、セイヨウタンポポ、ハルジオン、オランダミミナグサ、オオアラセイトウ(ショカッサイ)、セリバヒエンソウなどの外来植物やオニタビラコ、ミミナグサ、ニョイスミレなどの在来植物が見られ、それぞれの特徴について星学芸員が説明しました。途中、外来昆虫のヨコヅナサシガメを見つけ、「これはつかむと刺されるので注意してください」と栗原学芸員。
多気山を登り始めると、外来生物はなかなか見つからず、カシ類の落ち葉を配布した資料と見比べたり、ミヤマシキミ(柑橘系のにおい)やクロモジの葉のにおいをかいだりして山頂を目指しました。
そして到着した山頂手前の展望台。宇都宮市の中心部がよく見える場所でお昼休憩をしました。
昼食後、参加者の方々のそれぞれ興味のある分野の学芸員のところへ集まり、質問タイムとなりました。
お天気が崩れそうなため、早めに下山しました。最後に南谷学芸員から「外来生物といわれているものは人によって持ち込まれたもの。うまくつきあえば恩恵が得られるし、悪影響があるならこれ以上広がらないように駆除しなければならない。もし外来生物を飼うことがあったら、責任をもって最後まで面倒を見てほしい。」と締めくくりました。
今回の観察会で見つけた生き物について、9/21(日)のとっておき講座(13時30分~博物館講堂)で発表する予定ですので、こちらもぜひご参加ください。お待ちしてます。
現在博物館では
・企画展「外来生物~人によって運ばれた生き物たちからのメッセージ~」(~6/15まで)
関連行事:シンポジウム「栃木県の外来生物対策」(5/31(土)10時~16時 講堂)
学芸員による展示解説(6/8(日)14時~15時 企画展示室)
・テーマ展「地層の剥ぎ取り標本って、おもしろい!」(~6/15まで)
・テーマ展「とちぎ昔ばなし~弓の名手那須与一と九尾のきつね玉藻前~」(~6/15まで)
を開催していますので、ぜひご来館ください。
(自然課 三宅)
2025年5月11日(日)、中央公園と共催で、ナスヒオウギアヤメの鑑賞会を行いました。
中央公園の日本庭園には、アヤメとナスヒオウギアヤメが植えられています。
奥の濃い紫色の花がアヤメ、手前の色が薄い花がナスヒオウギアヤメです。
星学芸員がアヤメとナスヒオウギアヤメの違いや花のつくりについて話しました。
こちらが「アヤメ」
花びら(内花被片)が大きく立ち上がっています。
こちらが「ナスヒオウギアヤメ」
花びら(内花被片)が小さいです。
天気も良く、たくさんの花が咲いていて鑑賞会日和でした。
つぼみもまだありましたので、ぜひ、中央公園の日本庭園へお越しください。
中央公園では咲いていませんが、アヤメの仲間としてキショウブも紹介しました。
こちらがキショウブ。ヨーロッパ原産の外来生物です。
お近くで見かけたことがあるかもしれません。
博物館では、企画展「外来生物~人によって運ばれた生き物たちからのメッセージ~」を開催中です。6月15日(日)までとなってます。ぜひ、お立ち寄りください。
ご来館をお待ちしています。
*企画展関連イベント
・シンポジウム「栃木県の外来生物対策」
【基調講演】講師:苅部治紀氏(神奈川県立生命の星・地球博物館主任学芸員)
事例紹介 県・市・市民団体による県内の外来生物対策事例の紹介
5月31日(土)10:00~16:00 当館講堂
*要予約 定員:150名
・学芸員による展示解説 当館展示室2
6月8日(日)14:00~15:00
*要観覧料
*企画展のほかにも楽しい展示がありますよ。
・テーマ展「地層の剥ぎ取り標本って、おもしろい!」(6/15まで)
・テーマ展「とちぎの昔ばなし~弓の名手那須与一と九尾のきつね玉藻前~」(6/15まで)
ご来館、お待ちしております。
(自然課 猪狩)
現在開催中の企画展「外来生物」の関連行事である観察会「外来生物をさがそう!in 中央公園&鶴田沼」を2025年5月3日(土)に開催しました。前日の雨が嘘のような晴天となり、清々しいくらいの陽気の中、お子さんからご年配の方まで計30名が参加いただきました。
今回の観察会は生物系学芸員5名で、それぞれの分野の生き物について説明しました。
・植物担当:星学芸員
・昆虫担当:栗原学芸員
・無脊椎動物担当:南谷学芸員
・脊椎動物担当:小笠原学芸員
・菌類担当:山本学芸員
まずは中央公園での外来生物さがしから。玄関ポーチを出て中央公園に向かうと、早速ハルジオンやオッタチカタバミが見つかりました。どちらも外来生物です。星学芸員がハルジオンとそれによく似たヒメジョオンの違いや、オッタチカタバミと在来のカタバミの違いを説明しました。
さらに進んでいくと、シャガやヒマラヤスギ、園芸品種のシランなどがあり、そこで南谷学芸員から、分からない生き物を調べる方法の一つとしてスマートフォンのアプリであるGoogleレンズとバイオームの使い方について説明しました。どちらも種名の分からない生き物を調べるのに便利なアプリです。が、「正しいとは限らないので、それをヒントに図鑑等できちんと調べてください。それでも分からなければ、博物館で担当学芸員に聞いてください。」と補足しました。
中央公園の池の東側にはドバトが見つかり、小笠原学芸員が説明しました。ドバトはレーシ鳩や伝書鳩が野生化したハトのことです。
中央公園駐車場付近に行くと、モンシロチョウが飛んでました。これも外来生物です。
駐車場に植えてあるアキニレの見えるところで、栗原学芸員が特定外来生物のツヤハダゴマダラカミキリについて説明しました。「中央公園ではまだ見つかっていませんが、ツヤハダゴマダラカミキリはアキニレやトチノキを好むので、もしそういった樹木を見つけたらツヤハダゴマダラカミキリを探してみてください。」と言っていました。
駐車場から博物館に戻る途中、イセノナミマイマイを見つけました。大きなカタツムリで、「愛知県から兵庫県辺りに生息するが、なぜか中央公園にもいます。」と南谷学芸員。もう少し進むと、関東に生息しているヒタチマイマイが木の幹にいるのが見つかりました。
池のコイ(これも外来生物です)を見ながら博物館に戻り、博物館東側の草地や林アオスジアゲハやアブラナ、ハルシメジ、オカダンゴムシなどの様々な外来生物を見つけました。
ここまでが午前の部、午後は鶴田沼に向かいます。
鶴田沼では、駐車場近くの水路で南谷学芸員が見つけた外来生物のタイワンシジミ、アメリカザリガニ、クサガメを紹介しました。
ガビチョウ(外来生物)やキジ・ウグイス(在来生物)が鳴いていたり、ソメイヨシノ(外来生物)やカントウマムシグサ(在来生物)があったりといろいろな生き物が見られましたが、中央公園と比べると外来生物が少ないようでした。
最後には、参加者の皆さんがそれぞれ見つけた生き物を担当学芸員に聞いたりしながら、観察会を楽しんでいたようでした。参加者の皆さん、長時間の観察会、お疲れさまでした。
今回の観察会で見つけた生き物について、9/21(日)のとっておき講座(13時30分~、博物館講堂)で発表する予定ですので、こちらもぜひご参加ください。お待ちしてます。
現在博物館では
・企画展「外来生物~人によって運ばれた生き物たちからのメッセージ~」(~6/15まで)
関連行事:シンポジウム「栃木県の外来生物対策」(5/31(土)10時~16時 講堂)
学芸員による展示解説(6/8(日)14時~15時 企画展示室)
・テーマ展「地層の剥ぎ取り標本って、おもしろい!」(~6/15まで)
・テーマ展「とちぎ昔ばなし~弓の名手那須与一と九尾のきつね玉藻前~」(~6/15まで)
を開催していますので、ぜひご来館ください。
(自然課 三宅)
みなさん こんにちは。新緑の季節になりました。中央公園の木々も美しく輝いています。
5月5日こどもの日、博物館でやってみよう! として「鎧(よろい)を着てみよう」を開催しました。
当日ご参加いただいた皆さまありがとうございました。
少しだけ当日の様子をご紹介します。
今回は、平安時代~鎌倉時代に使われた大鎧(おおよろい)と戦国時代に使われた当世具足(とうせいぐそく)を着ていただきました。。
まずは勉強です。鎧は使われた時代により形がかなり異なります。
向かって右側が大鎧。馬に乗って弓で敵を狙うのに適した形をしています。これは昔、源義経が着用したモデルです。
左側は当世具足。鉄砲の弾を防ぐため頑丈にできています。これは徳川家康が着用したモデルです。金色でかっこいいですね。
さあ、鎧をきてみましょう!
「重~い。 これで本当にたたかえるの?」と驚きの声も。
気分はもう戦国武将! 皆の者 いざ出陣じゃ~!
参加していただいた皆さん、ありがとうございました。
次回の博物館でやってみよう!は、5月25日(日)午後2時から 「紋切りで遊ぼう」です。折り紙で家紋を切り取ってみましょう。
予約は不要です。お楽しみに!
解説員
令和7年4月29日(火)、上三川町東蓼沼にて、観察会「外国からやってきた日本初記録のゾウムシをさがそう」を開催しました。本観察会は、現在開催中の企画展「外来生物~人によって運ばれた生き物たちからのメッセージ~」に関連した行事です。当日は33名の方々にご参加いただきました。日差しは強かったものの、風が吹いて心地よい一日となりました。
はじめに、日本初記録となった外来種「カタビロシンジュクチカクシゾウムシ」について説明を行いました。このゾウムシは、昨年4月に県内の小学生が「ニワウルシ」と呼ばれる木で発見し、調査の結果、中国に分布するゾウムシと同じ種類と判明したものです。成虫はニワウルシの芽の付け根に口吻を差したり、葉を食べたりして栄養を取ります。
※赤丸で囲まれているのが、カタビロシンジュクチカクシゾウムシです。
観察ポイントに移動し、参加者の皆さんと数本のニワウルシの木を調べたところ、幹にしがみつくカタビロシンジュクチカクシゾウムシを発見! 歩いて移動する個体や、幹の上で交尾する様子も見られました。1本の木に数匹の成虫がいることもありました。
さらに、同じくニワウルシの木で、もう一種の外来種「シロムネシンジュクチカクシゾウムシ」も見つかりました。このゾウムシも中国原産の外来種です。
※上の写真が、シロムネシンジュクチカクシゾウムシです。
今回の観察会では、外来種である2種のゾウムシ、カタビロシンジュクチカクシゾウムシとシロムネシンジュクチカクシゾウムシを確認することができました。
ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
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現在、開催中の企画展「外来生物 ~人によって運ばれた生き物たちからのメッセージ~」の関連行事について
*企画展関連イベント
・シンポジウム「栃木県の外来生物対策」
【基調講演】講師:苅部治紀氏(神奈川県立生命の星・地球博物館主任学芸員)
事例紹介 県・市・市民団体による県内の外来生物対策事例の紹介
5月31日(土)10:00~16:00 当館講堂
*要予約 定員:150名
・学芸員による展示解説 当館展示室2
6月8日(日)14:00~15:00
*要観覧料
*企画展のほかにも楽しい展示がありますよ。
・テーマ展「地層の剥ぎ取り標本って、おもしろい!」(6/15まで)
・テーマ展「とちぎの昔ばなし~弓の名手那須与一と九尾のきつね玉藻前~」(6/15まで)
ぜひ、足をお運びください。
(自然課 永嶋)
第141回企画展 「外来生物~人によって運ばれた生き物たちからのメッセージ~」が、
4月26日(土)から始まりました。
オープン初日、担当学芸員による展示解説を行いました。
伝えたいことがたくさんあって、つい語りすぎてしまう4人の学芸員。
展示解説の予定時間は14時~15時。1時間におさまるでしょうか。
無脊椎動物担当の南谷学芸員の登場です。
まずは、外来生物とはなにかを知ってほしい。
外来生物は、もともとその地域にいなかったが、人の活動によって他の地域から持ち込まれた
生き物です。
外来生物ときくと、なんだか悪者と思ってしまいますが、実は恩恵を受けていることも多く、
お米や野菜、肉といった食料、ネコやイヌなどのペットと、身の回りにたくさんの外来生物がいます。
そして、野生化してしまった外来生物がもたらす、毒やトゲによる人の体への影響や農作物を
食べてしまうなどの人の暮らしへの影響、在来生物とすみかや食べ物を奪いあうといった生態系への
影響について、ギュギュギュっと30分でご案内しました。
続いて、「とちぎの外来生物」です。
ほ乳類や鳥類、昆虫、植物といった分類群ごとに、栃木県で野生化している外来生物を、各分野の担当が解説しました。
植物担当の星学芸員からは、水路を覆うオオフサモなどの水草や道ばたでよく見かけるナガミヒナゲシなどの外来植物とともに、国内外来生物の話がありました。白根山のコマクサは、人が外から持ち込んで植えてしまったと考えられています。国内であっても、生態系にどんな影響を与えるかわからないものをほかの地域から持ち込んで安易に植えてはいけません。
脊椎動物担当の小笠原学芸員からは国内外来生物の話がありました。
ギンブナは、県内に生息している在来魚です。しかし、ギンブナが生息していなかった那須塩原市の大沼に持ち込まれたことで、もともと生息していたクロサンショウウオやモリアオガエルの卵や幼体が食べられるなどの悪影響が出ています。
チュウゴクアミガサハゴロモ、カタビロシンジュクチカクシゾウムシと、どんどん新しい外来の昆虫が入ってきています、と昆虫担当の栗原学芸員。
ガラスケースの中に、竹ぼうきが展示されています。
これは、外来生物のムネアカハラビロカマキリの卵つき竹ぼうき。
外来生物はこのように入ってくることもあるのですね。
続いて、キョンなどのもうすぐ栃木県にやって来るかもしれない外来生物や、栃木県で行われている外来生物の駆除活動をいくつか紹介しました。
私たちのつきあい方によって、恩恵にも脅威にもなる外来生物。
人が連れてきた外来生物を悪者にしないために、外来生物をよく知って、
捨てたり増やしたり拡げたりしないようにしましょう。
15時ピッタリ!
駆け足ではありましたが、15名の方が熱心に聞いてくださいました。ありがとうございました。
企画展「外来生物~人によって運ばれた生き物たちからのメッセージ~」をご覧いただき、
外来生物のことを知って、外来生物とのつきあい方を考えるきっかけにしていただけたらと思います。
展示は、6月15日(日)までです。
ご来館をお待ちしています。
*企画展関連イベント
・シンポジウム「栃木県の外来生物対策」
【基調講演】講師:苅部治紀氏(神奈川県立生命の星・地球博物館主任学芸員)
事例紹介 県・市・市民団体による県内の外来生物対策事例の紹介
5月31日(土)10:00~16:00 当館講堂
*要予約 定員:150名
・学芸員による展示解説 当館展示室2
6月8日(日)14:00~15:00
*要観覧料
*企画展のほかにも楽しい展示がありますよ。
・テーマ展「地層の剥ぎ取り標本って、おもしろい!」(6/15まで)
・テーマ展「とちぎの昔ばなし~弓の名手那須与一と九尾のきつね玉藻前~」(6/15まで)
ぜひ、足をお運びください。
(自然課 猪狩)
みなさん、こんにちは。
最近は過ごしやすい温度で、お出かけにぴったりですね。
今回は「麻布で文香をつくろう」を行いました。
その様子を紹介します。
そもそも文香とは、手紙と一緒に香りを送るための小さな匂い袋です。
手紙以外にも、バッグや財布に入れるのもいいですね。
ちなみに、平安時代の貴族は大切な人へ送る手紙に香を焚きしめていたそうです。
それでは手順の紹介です。
今回は小さなお子様でも簡単にできる内容になっています。
まず皆さんには好きな色の麻布を二枚選んでいただきました。
何色がいいかな。
麻布が決まったら、次は香りを選んでもらいました。
ラベンダー、ミント、レモンの三種類がありました。
みなさんはどの香りが好きですか。
その後麻布にのりをつけて香りのする紙を挟んだら完成!
みなさん、いいお土産になったかな。
次回の博物館でやってみようは、5月5日(月)「武士に変身!鎧を着てみよう」です。
予約は不要ですが、当日整理券の配布を予定しています。
ぜひご参加ください。
解説員
みなさんこんにちは。
最近は暑くなってきました。お体にお気をつけてお過ごしください。
博物館では4月20日の県博デーでキッズツアー「土偶のはなし」を行いました。
その様子を一部紹介します。
今回は土偶についての話です。(椅子の上に乗っているのは黒曜石です。)
土偶は縄文時代を中心に作られました。縄文時代には多くの土偶が作られましたが、長い時代の中で見た目が変わったり、大きさが変わったりしました。土偶が作られなくなるといった時期も存在します。
今回はハート形土偶、筒形土偶、山形土偶、ミミヅク土偶、遮光器(しゃこうき)土偶、鯨面土偶の紹介をしました。今回のブログではミミヅク土偶について紹介したいと思います。
ミミヅク土偶は特徴的な顔からそう呼ばれるようになりました。初めてミミヅクと表現されたのは1906年と100年以上前のことです。
その特徴的な顔から当時の人がどのようなものを身に着けていたのかを考えることができます。
耳についている大きい丸の部分は何でしょうか。
これは耳飾りの表現だといわれています。実際に遺跡から大きな耳飾りが見つかります。耳たぶをひろげて耳飾りを着けていたと考えられています。
顔が特徴のミミヅク土偶ですがまだ目につく特徴があります。よく観察するとミミヅク土偶に所々赤い部分があります。昔は土偶が赤く塗られていたと考えることができます。どうして赤く塗ったのでしょうか。不思議ですね。
キッズツアーに参加してくださった皆さま ありがとうございました。
次回のキッズツアーは5月18日(日)「この生き物、な~んだ」です。
どうぞおたのしみに!!
教育広報課 解説員