みなさんこんにちは
11月30日(日曜日)、観察会「土の中のいろんなモンスター、見つけられるかな⁉」を開催しました!

まずは、おもかげテラスに集合。

観察場所である博物館の敷地内にある林に移動しました。

通り道と林の中の地面それぞれに指をさしてみよう!どちらが柔らかいかな?
通り道は指がささらないくらい硬くて、林の中の地面は、指がすっと入って柔らかい。
なぜでしょう?
答えは、林の中の地面には、今日の主人公「土の中のモンスター」がいて落ち葉等の有機物(エサ)を食べてウンチをして動きまわっているから!

では、実際に落ち葉の下からモンスターを探してみよう!3分間でどれくらいみつかるかな?

たくさんではないけれど、ミミズとそのウンチ、セミの幼虫が羽化のために出てきた穴、カブトムシのウンチが見つかりました。
11月も下旬となるとモンスターたちが見つけにくくなるようです。

今度は、道具を使って探します。落ち葉と土の間の腐植(分解が進んだ落ち葉)をカゴに入れてふるうと
落ち葉をめくっただけでは気づかなかったモンスターたち(ムカデ、ヤスデ、クモ等)が見つかり始めました。

暖かい場所に移動して、ふるった土をじっくり観察。
寒くて動かなかったモンスターたちが温められて動き出し、見つけられるようになりました。

さらに細かい網目のふるいを使って、より小さなモンスターを探し出します。

より小さなモンスターを顕微鏡で観察するために、博物館の研修室に移動しました。
顕微鏡で見ると、小さすぎて気がつかなかったモンスターたち(クモやトビムシ、小さなアリ)を観察することができました。
また、ヤスデとムカデの脚の生え方の違いもよくわかりました。
私たちの足元には、たくさんの小さな生き物たちが暮らしています。彼らは、生態系の中で栄養を巡らす、縁の下の力持ちなのです。
こんな面白い世界があることを、これからも観察会として紹介していく予定です。機会がありましたら、ぜひご参加くださいね!
テーマ展「ミミズ」ただいま絶賛開催中。( ~2026年5月31日)
12月13日(土)には、担当学芸員の南谷による展示解説が行われます。
ぜひご来館ください!
(自然課 南谷&薄井)
皆さんこんにちは!冬の寒さが厳しくなってきました。博物館までの道のりでお身体を冷やされないようお気を付けください。
12月7日日曜日に博物館でやってみよう「さわってまなぼう!博物館」を行いました。
その様子を一部ご紹介します。
今回皆さんには「さわれる展示」を見ていただきました。
普段こちらの資料は出前授業、移動博物館のときに持っていくものです。
いろいろな資料を見てもらいました。
普段はあまり触れない動物の頭骨も見てもらいました。何を食べるかで歯の形が違います。

落ち葉に擬態するチョウを探していただきました。どこにいるかな?

体験用火縄銃を大人のかたにも持っていただきました。

キラキラした鉱物も触っていただきました。
私たちの生活にかかわるもの、装飾品として親しまれているものと様々です。

こちらは体験衣装の貫頭衣です。
麻、からむしなどの植物の繊維でできた一枚の硬めの布に頭の穴をあけたものです。

希望者には貫頭衣の着付け体験も行いました。
参加していただいた皆さんありがとうございます。
次回の博物館でやってみようは12月21日日曜日「豆でお正月飾りをつくろう」です。
こちらは予約不要です。ご参加お待ちしております。
教育広報課 解説員
当施設は、栃木県が実施する「おもいやり駐車スペースつぎつぎ事業」に協力しています。
「思いやり駐車スペース」は、障害者や難病患者、妊産婦など、外出時に歩行に配慮が必要な方が利用するための駐車区画です。
思いやり駐車スペースをご利用される方は、利用証を外部から見える場所に掲示してください。
思いやり駐車スペースを真に必要としている方が安心して利用できるよう、皆様のご理解と御協力をお願いします。
※詳細は栃木県のホームページへ
http://www.pref.tochigi.lg.jp/e01/welfare/shisetsu/baria/1220246130756.html
みなさん、こんにちは。最近は寒い日が続きます。お体にお気をつけてお過ごしください。
博物館では11月30日日曜日に、博物館でやってみよう「木の実でクリスマスかざりをつくろう」を行いました。
その様子を一部紹介します。
みなさんは「まつぼっくり」を見たこと聞いたことがありますか?
ほとんどの人が知っている「まつぼっくり」が今回の工作の主役です。


こちらが見本です。ペットボトルのキャップを使うものとカプセルを使うものの2種類を作ります。
材料を選んで作りはじめます。それぞれの松ぼっくりに個性があってどれを選ぶか迷ってしまいます。

モールやビーズなどを使って飾り付けていきます。カプセルの下に綿をつけて雪を表しています。



完成!
機会があったら作ってみてください。
今回使った木の実は虫などを予防するために冷凍庫に1週間ほど入れておいたものを使用しています。もしお家などで作る際は冷凍や煮沸などをすることをお勧めします。
ご参加いただいたみなさまありがとうございました。
次回の博物館でやってみようは12月7日日曜日「さわってまなぼう!博物館」です。
こちらは予約不要です。ご参加お待ちしております。
教育広報課 解説員
もっとみなさんに博物館を楽しんでいただくため、毎月第3日曜日の家庭の日に合わせて「県立博物館の日イベント 県博(けんぱく)デー」を開催しています。
ご家族と、ご友人と...博物館でいろいろ学びながら楽しく過ごしてみませんか。
【開催イベント等】
○スペシャルイベント
コンサート
能満寺ハンドベルエコーベルフラワーズ
10:30~12:00
場所:講堂
○キッズツアー
「トリとサウルス~鳥と恐竜 ほんとになかま?~」
14:00~14:30 展示室2(予約不要)
○学芸員とっておき講座(定員150名 予約不要)
「考古学者はここを見る!~展示が楽しくなるモノの見方~」
13:30~14:30 講堂
○クイズにチャレンジ
参加者に博物館限定缶バッジをプレゼント!子ども向けですが、親子でどうぞ♪
10:00~12:00(受付は11:30まで) 受付はスロープ入口
○百人一首読み札ぬり絵
○みーたんさんぽ
栃木県小山市の思川に架かる県道藤岡乙女線の乙女大橋は、老朽化や道路幅員の狭小といった問題があることから、栃木県県土整備部によって架け替え工事が行われています。現在、新しい橋を架けるために橋脚工事が行われていますが、この工事に伴い、深度15m前後の層準からたくさんの貝化石が発見されました。化石の産出層は約12.5万年前の下末吉海進の際に堆積したものと考えられます。この講演会では、架け替え工事の概要、付近の地盤の特徴、新しい橋の特徴、発見された化石とその意義、古環境、古東京湾との関係などについて学びます。
講演会「県道藤岡乙女線の乙女大橋架け替え工事と地下の地質、発見された化石」
日 時:令和7(2025)年11月26日(水) 14:00~16:00
場 所:栃木県立博物館 講堂(栃木県宇都宮市睦町2-2)
プログラム:
14:00~14:05 挨拶と趣旨説明
14:05~14:15 講演①:「乙女大橋架け替え工事の概要について」 丑越 勝也 氏(栃木県栃木土木事務所)
内容:工期や進捗状況、今年度の予定などの工事概要、使われる建設機械などについて解説します。
14:15~14:30 講演②:「地質調査からみえた地盤について」 福田 二三也 氏(第一測工(株))、原澤 剛史 氏(芙蓉地質(株))
内容:調査ボーリングからみた地下の地質について解説します。
14:30~14:45 講演③:「架け替えられる乙女大橋について(仮)」 小川 吉啓 氏((株)富貴沢建設コンサルタンツ)
内容:橋梁の種類、工法の選定、橋梁の設計、基礎工事などについて解説します。
14:45~15:45 講演④:「地下から化石がざくざく、乙女大橋の架け替え工事で発見された古東京湾の化石」 河野 重範 氏(栃木県立博物館)
内容:発見された化石とその意義、推定される古環境、関東平野の形成史との関係などを解説します。
15:45~16:00 質疑および化石の観察
参加費:無料
定 員:150名(対面参加のみ)
申込み:2025年11月23日(月)までに下のチラシ内のQRコード(地盤工学会関東支部ホームページ内)からお申込みをお願いします。(当日参加可)
詳しくは下のチラシをご覧ください。
乙女大橋講演会のチラシ(QR付).pdf
2025年11月16日(日曜日)、講座「池のプランクトンを見てみよう」を開催しました。
中央公園で池の水を取って、顕微鏡を使って水の中の生きものを観察します。
(中央公園での採集は、許可を得て行っています)
講師は、埼玉県立川の博物館学芸員、珪藻(けいそう)が大好きな三瓶ゆりかさんです。
珪藻は、水の中にいる小さな生きものです。体の一部がガラスでできているので、顕微鏡で観察するととてもきれいな模様が見えます。
講座では、はじめに池の水を取りに中央公園へ。

1か所目は、おもかげ橋の近く。数週間前に掃除が行われて、水がきれい。
水の上の方ではなく、下の方をジャバジャバとかき混ぜて、少しにごったところでスポイトを使って水を集めます。表面がぬるぬるした石や落ち葉もねらい目です。

2か所目は、日本庭園の池。こちらは水が緑色をしています。
この緑色のもとは、今日観察する生きものたち。何が見えるか楽しみです。
集めた水を持って、おもかげテラスへ戻ります。

さてさて、顕微鏡を使って観察です。顕微鏡をのぞき始めてしばらくすると
「なにかいる!」「大きいのがいた!」「すごいスピードで動いてる!」

こんなものが見つかるかな?三瓶さんが、写真でヒントをくれました。

ユスリカの幼虫、せん毛虫の仲間、ケンミジンコ、ツヅミモ、藍藻(らんそう)の仲間を見ることができました。「仲間」と一言で言っていますが、数千種いるそうです。
水の中には、今日観察したような小さな生きものがたくさんいます。それらを魚などが食べ、いずれ人間の口に入るというように、目には見えないけれど、わたしたちにつながっていますよ、とお話がありました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
三瓶さん、楽しい講座をありがとうございました。

講座の途中には、みーたん登場。
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現在、開催中!
テーマ展「どーしたもんだろ とちぎの外来生物」
テーマ展「ミミズ」
12月13日(土)から始まります。
テーマ展「姿川村の遺物(モノ)語り~野澤岩蔵コレクションの世界~」
テーマ展「巡回展 栃木の遺跡」
みなさまのご来館をお待ちしております。
(自然課 猪狩)
みなさん、こんにちは!
朝晩はだいぶ冷え込むようになりました。みなさまいかがお過ごしですか?
11月15日、博物館では博物館でやってみよう「折り紙アート オリジナル妖怪をつくろう」を行いました。
当日の様子を少しご紹介します。
ご用意したのは、 台紙と折り紙。
いろいろな色で、 妖怪のボディと目・口・手足などのパーツを作っておきました。
それらを、みなさんに自由に組み合わせていただきオリジナルの妖怪を作ります。
用意したこちらの想像をはるかに超える
すばらしい妖怪たちが次々と生まれました!!!


以下傑作の妖怪たちをご覧ください。







みなさんの自由で豊かなイマジネーション力に驚かされました!
教育広報課 解説員
皆さん、こんにちは。中央公園の紅葉がきれいですね。
博物館では、11月16日にキッズツアー「これこれ?何コレ?」を行いました。
当日の様子を少し紹介します。
今回のキッズツアーでは、展示室を巡っていろいろなものを紹介しました。
まずは、展示室2の動物コーナーに行きました。引き出し展示やイラストなどを使って
アカハライモリや始祖鳥の話をしました。
日本にはアカハライモリとシリケンイモリの2種のイモリ属のイモリが分布しています。
イモリはカエルと同じで両生類なんですよ。

鳥のコーナーでは、冬鳥のジョウビタキや、留鳥のカワセミのクイズを行いました。
中央公園でも観察できる鳥なので、ぜひ探鳥を楽しんでみてください。

続いて、テーマ展「ミミズ」ではいろいろなミミズを紹介しました。
想像していたより大きいミミズばかりで驚いたと思います。

2階ロビーのテーマ展「どーしたもんだろ とちぎの外来生物」では
クビアカツヤカミキリを紹介して、展示室1に進みました。

上の写真は、縄文時代の頃の落とし穴です。狩りをするのに使われていました。
穴の底には「逆茂木」といって、木や竹を刺したあとがはっきり残っています。

宇都宮城復元模型のところでは、江戸時代の宇都宮城や宇都宮のまちの様子について話をしました。

最後に、宇都宮城主の一人である戸田ただなかの描いた絵を、高精細画像で見てみました。
宇都宮には、絵の上手なお殿様がいたのですね。
参加していただいた皆さま、ありがとうございました。
次回のキッズツアーは、12月21日「トリとサウルス~鳥と恐竜ほんとになかま?」です。
お楽しみに!
教育広報課 解説員
2025年11月3日(月・祝)13時30分~15時に、自然系学芸員による「生物・地学収蔵庫ガイド」を開催しました。普段はなかなか見ることのできない場所なので、皆さん楽しみにされているようでした。
6つの収蔵庫(地学2か所、動物2か所、昆虫、植物・菌類)を順番にまわり、それぞれの担当学芸員の解説を聞きながら見学しました。

脊椎動物の組立骨格標本を見学。

自然金やアクアマリンなど、きれいな鉱物に子供たちは興味津々。

植物の押し葉標本やキノコの乾燥標本は収蔵棚に保管されています。

アメリカンロブスターのはさみを近くで見て驚く参加者。

大きな化石や剥ぎ取り標本を前に説明を聞く参加者。
収蔵庫は、栃木県の大切な「お宝」を後世に引き継ぐために、温湿度や空気質の管理、地震・火災・盗難への対策がされた場所です。それぞれ特徴のある収蔵庫を見学して、「面白かった」と思っていただけたならうれしいです。
もし興味を持たれた方がいましたら、次の機会にぜひご参加ください!
現在当館では、企画展「"異"常の色・形~時に思いが宿るもの~」(~11/24まで)、また2Fロビーにて、テーマ展「どーしたもんだろ とちぎの外来生物」を開催中です。
11/15(土)からはテーマ展「ミミズ」が始まりますので、お楽しみに!
(自然課 三宅)