出前授業がありました(下野市立薬師寺小学校)

みなさん、こんにちは。

いつも栃木県立博物館をご利用いただきましてありがとうございます。

今回は、下野市立薬師寺小学校3年生の皆さんと「むかしのくらしと道具」について出前授業を行いました。

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まず初めに、蓄音機の紹介です。現代では、音楽を楽しむためにはCDラジカセや携帯電話等で気軽に楽しむことができます。しかし、これらの機械を動かすには、「電気」が必要です。蓄音機は「ぜんまい」の力で動くので、電気は必要ありません。そんなお話を紹介した後に、実際に蓄音機を動かし、レコードを聞く体験をしました。約80年前の蓄音機ですが、今でもちゃんと音楽を聞くことができます。

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石臼できな粉を作る体験です。石臼を回すのは、かなり大変です。石が重く、うまく回せません。全員が体験した後に、なぜ豆から粉になるのか、石臼の仕組みについて解説を聞きました。

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天秤棒で水桶を担ぐ体験もしました。水桶の中には本当に水が入っています。約15kgの水を運びますが、バランスをとるのが難しいようでなかなかうまく運べません。

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ほかにも、いろいろな昔の道具について解説を聞きました。みなさん真剣にメモを取りながら聞いていました。現代の道具と比べて、昔の道具はずいぶん違っていることが分かったようです。

どのコーナーでも、皆さん楽しく授業に参加してくれました。ありがとうございました。


当館では、随時学校からの出前授業を受け付けております。お気軽にお問い合わせください。当ホームページにも紹介されていますので、ぜひご覧ください。(トップページ「先生方へ」のバナーから)

電話:028-634-1312(教育広報課)

教育広報課 沼尾

栃木県立博物館では、平成31(2019)年度採用の非常勤嘱託員を次のとおり募集します。

●解説嘱託員
1 募集人員 3名
2 応募資格 短期大学卒業以上 等   
3 試   験 一次試験  平成31(2019)年2月6日(水曜日) 一般教養 小論文
        二次試験  平成31(2019)年2月14日(木曜日) 面接
   ※ただし、応募者が一定数に満たない場合、一次試験日に面接を実施します。
4 願書受付 平成31(2019)年1月16日(水曜日)~平成31(2019)年1月25日(金曜日)(必着)

詳しくは募集案内を御覧ください。(PDFファイル)
募集案内.pdf

願書.pdf

履歴書.pdf

お問い合わせは、栃木県立博物館総務課までお願いいたします。(028-634-1311)

栃木県立博物館

みなさん、こんにちは!

いよいよ冬本番の寒さになってきましたね。厳しい寒さが続きますがみなさん体を暖かくして体調にはお気を付けください。

さて12月16日日曜日にキッズツアー「はっけん!むかしばなし」を行いました。


みなさんは衣食住(いしょくじゅう)という言葉を聞いたことはありませんか?

衣食住は食べること、着ること、暮らすこと、つまり生活の基本をあらわした言葉です。

私たちが生活のなかで使っている道具はその三つに関係したものが多くあります。

食べるときは炊飯器でご飯を炊き、服が汚れたら洗濯機で洗い、寒くなったら暖房をつけます。便利が道具がたくさんありますね。

それでは、いまより昔の電気もガスも水道もなかった時代はどんな道具を使ってどんな暮らしをしていたのかな。

キッズツアーでいくつか見ていただきました。

 

まず、それぞれの道具は衣・食・住のどれにあたるのかみなさんに当てていただきました。

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電気もガスも水道もなかった時代、そこで使われていた道具は人々の工夫のつまった道具です。

例えば釜。かまどの火やお米の水加減を気にしなくてはいけない手間や注意が必要ですが、炊飯器に必要な電気が無くともご飯を炊くことができます。

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おひつという道具を使えば、釜で炊いたご飯を冷めにくく適度に水分を吸ってくれるのでおいしい状態を保ってくれます。

湯気で水っぽくなってしまったり冷めてしまったりしてしまうのを防いでくれます。

電気がなくとも昔の道具のおかげでおいしいご飯をつくれました。

お話しを聞いてくださったあとは昔の道具の体験をいくつかやっていただきました。

まずはこちらの道具です。

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こちらは石臼という道具です。様々なものを粉状にすることが出来ます。

例えば小麦は小麦粉に、そばの実はそば粉に、炒った大豆をきな粉にすることができます。

今回はみなさんにきな粉をつくってもらいました。

石臼を回すときな粉の良い匂いがしてきます。しかしなかなかきな粉は出てきません。中でどうなっているのでしょうか。

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重い上臼をどけるとこのようになっていました。

穴に大豆を入れると石臼のなかで真ん中からすこしずつつぶされ外側に向かって細かくなっていきます。

しっかりつぶされたきな粉が外に出てくるようです。

手間がかかりますが石臼で手回ししてできた粉は機械でつぶしたものよりも香り豊かなものができます。

そのため今でも使うお蕎麦屋さんもあるようですね。

最後に天秤棒で水運び体験と、外で洗濯板の体験をしていただきました。

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色々な昔の道具をみなさんに見ていただきました。

体験してみると大変だったり不便に思うかもしれません。

ですがそれは私たちが今の便利な生活を知っているからですよね。

昔の道具も当時の人たちの工夫のつまった便利な道具です。昔の人たちの生活に大変役立っていました。

この道具があったから今私たちがつかっている道具につながるんですね。

12月22日土曜日からテーマ展『おじいさんやおばあさんの子どものころの暮らし』が始まりました。

ぜひ、昔の道具の様々な工夫を見つけに来てください。


来月1月のとちぎけんぱくキッズツアーは『下野かるたで遊ぼう!』です。

"キッズ・ツアー"は、毎月第3日曜日の13時30分から実施しています。
また、第3日曜日は県博デー(博物館の日)として、キッズ・ツアーの他にも
たくさんのイベントを開催しています。ぜひお立ち寄りください。

来年もよろしくお願いします。

(教育広報課 荒川)

1月のミュージアムツアーご案内

当館では1月に以下の展示を開催いたします。

 
★テーマ展「ジョージ・ルイスと武田久吉-明治日光の昆虫・植物研究の先人-」 10月20日(土曜日)~1月20日(日曜日)

★テーマ展「おじいさんやおばあさんの子どものころの暮らし」12月22日(土曜日)~4月7日(日曜日) 

★テーマ展「栃木の民間信仰-モノに表れた人々の祈りと願い-」1月12日(土曜)~2月11月(月曜日)      

★テーマ展「初物づくし-新収蔵品初公開!-」1月12日(土曜)~2月11月(月曜日)   

 

1月のミュージアムツアーのスケジュールについては以下のとおりです。

 ミュージアムツアーは13時30分から開催しております。
 ※土曜日、日曜日(第3日曜日を除く)、祝日のみの開催です。

 5日(土曜日)    テーマ展「ジョージ・ルイスと武田久吉-明治日光の昆虫・植物研究の先人-」

 6日(日曜日)    テーマ展「おじいさんやおばあさんの子どものころの暮らし」

 12日(土曜日)    テーマ展「おじいさんやおばあさんの子どものころの暮らし」

 13日(日曜日)    テーマ展「ジョージ・ルイスと武田久吉-明治日光の昆虫・植物研究の先人‐」

 14日(月曜日)    ロビー展示「昔の道具」

 19日(土曜日)    テーマ展「ジョージ・ルイスと武田久吉-明治日光の昆虫・植物研究の先人-」

 20日(日曜日)    キッズツアー「下野かるたで遊ぼう」

 26日(土曜日)    テーマ展「栃木の民間信仰-モノに表れた人々の祈りと願い-」

 27日(日曜日)    テーマ展「おじいさんやおばあさんの子どものころの暮らし」

 

※テーマ展は約20分、企画展は約40分、ロビー展示は約15分、キッズ・ツアーは約30分程度を予定しております。

 

☆キッズ・ツアーとは...?☆
通常のミュージアムツアーとは異なり、お子様向けに毎回内容をかえて解説を行います。
解説場所については、当日の館内の掲示板にてお知らせいたします。

 

また、1月の休館日は、

 

1日(火曜日)~4日(金曜日)、7日(月曜日)、15日(火曜日)、21日(月曜日)、28日(月曜日)です。

  

皆様のお越しを心よりお待ちしております。

ただいま当館では、自然系テーマ展「ジョージ・ルイスと武田久吉─明治日光の昆虫・植物研究の先人─」(2018年10月20日(土曜日)~2019年1月20日(日曜日))を開催しています(詳細:http://www.muse.pref.tochigi.lg.jp/exhibition/thema/2018lewisandhisayoshi/lewisandhisayoshi.html)。このテーマ展の関連行事として、12月16日に学芸員とっておき講座「古い押し葉標本から新発見!」が行われました。講師は星直斗学芸員(植物担当)が務めました。(もう一つの関連行事、「明治期日光のルイスの昆虫採集記」の様子については以下をご参照ください:http://www.muse.pref.tochigi.lg.jp/news/2018/10/post-482.html)

栃木県博には維管束植物標本がおよそ20万点収蔵されています。実はこの中には、今から100年以上遡る明治中頃から昭和中頃にかけて作成された、大変古い標本が1万点も含まれているのをご存知でしょうか?今回の講座は、貴重な古い標本から、栃木県内における植物の研究の歴史を紐解く、タイムトラベルのような気分を味わえる内容でした。

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下の写真は明治34年に女峰山で採集されたユキワリソウの標本です。ラベルには採集地、採集日や採集者が書かれており、ここからは無機質な情報しか得られません。しかし、調査の結果「明治の山旅」という本に、正にこの標本が採集された日付の採集風景が記されていることがわかりました。標本に情報が残っていたからこそ、この標本がどのような状況で採集されたのか、そして当時の研究者たちはどのような視点で植物を見つめていたのか推測することが可能になったのです。

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また、今は戦場ヶ原では見られないウサギギク、ムカゴソウ、テガタチドリの古い標本は、かつては戦場ヶ原にこれらが自生するような環境があったことを物語っているというお話もありました。

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古い押し葉標本に秘められた、栃木県の自然環境の変遷、そして武田久吉をはじめとする研究者の足取りを辿る興味深い講演でした。

(自然課 山本)

みなさん こんにちは。

12月15日(土)県博にて、講座「歯科材料でつくるアンモナイト化石のレプリカ」を行いました。

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そもそも、「化石のレプリカ」には、大切な役目があるのを知っていますか?

レプリカというのは、本物の化石のコピーを精巧に作ることです。

レプリカを作ることによって、博物館で展示することができたり、

研究者に研究され新しいことが発見されたりします。

さらに、もし災害などで本物が失われてしまっても、レプリカがあることで、

昔その生物がいたことを証明することができるのです。

それでは、制作工程を少し紹介します。

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レプリカにする本物のアンモナイト化石を選びます。

粘土で土台づくりをします。

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土台に埋め込んだアンモナイトと粘土の隙間を埋めます。

先をとがらせた割り箸を使って少しずつ少しずつ・・まさに職人ワザ!

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次にレプリカの型を作ります。ここで登場するのが歯科材料。

すぐ固まるのでスピード勝負!

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アンモナイト化石の上に流し込んで、かまぼこぐらいの固さに固まったら、

アンモナイトを取り出します。型の完成です!

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型ができたら、いよいよ特殊な石膏を流しこんで、レプリカを作ります。

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恐竜クイズでちょっと一息。

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そうしているうちに石膏が固まり、レプリカが完成しました!

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最後は、みなさん大事そうにお持ち帰りくださいました。

ご参加いただき、ありがとうございました。

来年度も、実施予定です。ぜひお越しください。

お待ちしております。

(自然課 薄井)

皆さんこんにちは。いつも博物館をご利用下さいましてありがとうございます。

日光市立日光小学校6年生の皆さん、宇都宮市立戸祭小学校6年生の皆さんたちと、体験プログラムを行いました。

日光小学校 体験プログラム「火山灰を観察しよう」

学芸員の先生から火山をテーマにした講座を聞いた後に、「鹿沼軽石」を使って火山灰を顕微鏡で観察しました。

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少量の火山灰が入ったパックに水を入れてよく洗います。洗った水や余分な土などを捨てるとパックの中に火山灰が残ります。それを顕微鏡で観察します。

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ピントを調節して・・・「おー、見えた~!」火山灰がはっきり見えて感激です♪

「いろんな形が見えるね。」「オレンジや透明なものとか、いろんな色があるね」「ごつごつした形だね」などなど・・・皆さん細かなところまでよく観察しています。

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火山灰のパックはお土産にお持ち帰りです。皆さん満足そうな表情で、充実した活動だったようでした。ありがとうございました。


戸祭小学校 体験プログラム「貴族の暮らし・武士と鎧」

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博物館職員から、平安時代の貴族の衣装の話や鎌倉・戦国時代の鎧について話を聞きました。なんで「十二単」っていうの?どうして鎧の形がちがうの?ふだん何気なく見聞きしていることでも、本当の理由を知ると皆さん驚いた様子でした。

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皆さんメモを取りながら真剣に話を聞いています。とても立派な態度でした!

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話の後は、みなさんお待ちかねの試着タイムです。十二単・当世具足・大鎧の中から好きなものを試着しました。博物館の職員に着付けをしてもらいます。気分は平安時代の貴族ですね♪

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最後には、先生にも十二単を着ていただきました!とってもお似合い!?ですね~

短い時間でしたが、鎧や十二単の雰囲気を味わうことができました。ありがとうございました。


博物館では、学校を対象に館内で行える体験プログラムをご用意しています。

博物館を利用しようとお考えの先生方、ぜひご検討ください。詳細は、当ホームページ内「先生方へ」のバナーをクリックして下さい。

教育広報課 柏村・中村(文責:沼尾)

みなさん、こんにちは。

いつも栃木県立博物館をご利用いただきましてありがとうございます。

今回は、下野市立石橋小学校と大田原市立親園小学校の皆さんと「むかしのくらしと道具」について出前授業を行いました。どちらの小学校も3年生の皆さんです。

【石橋小学校での様子】

はじめに、「火」についてみんなで考えました。今は、ライターやマッチなど手軽に火が手に入りますが、これらが無かったころはいったいどうやって火を手に入れたのでしょう?まいぎり式の火起こし器や火打ち石などを紹介しました。

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つづいて、グループに分かれて体験活動です。

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こちらは石臼をひく体験です。とても重い石臼をひくのは大変です。重くてうまく回せません。今回は、みんなできな粉をつくりました。

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今度は、水運び体験です。水桶の中には、約15Kgの水が入っています。バランスを取りながら運ぶのは大変です。重くてうまく持ち上がりません。

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こちらでは、昔の道具の説明を聞きます。写真の道具は「蛇の目傘」です。紙と竹でできています。みんな「紙でやぶれないの?」と思いましたが、説明を聞いて納得したようです。

どのコーナーでも、皆さん楽しく授業に参加してくれました。ありがとうございました。


【親園小学校での様子】

はじめに全員で「音楽を聞く」ことをテーマに考えました。電気が無いころの人々は、どうやって音楽を楽しんでいたのでしょうか?

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じつは、「蓄音機」という道具を使って音楽を聴いていたんですね。これはゼンマイで動く道具なので、電気は使いません。

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「レコード」にも触ってみました。CDよりも大きくて重いですね。時代が進むにつれて、道具もしだいに「小さく」、「軽く」なっていくのがわかりました。

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つづいて、昔の道具の説明です。電気が無いころに使われていた道具と、電気が使えるようになってできた道具をそれぞれ比べてみました。食事の用意や洗濯など、昔のお母さんはとても大変でしたが、電化製品のおかげでお母さんの仕事はずっと楽に、時間も短くなっていきました。

長い時間でしたが、児童の皆さんは一生懸命メモをとったり、話を聞いたりしていて、とても素晴らしい態度でした。ありがとうございました。


当館では、随時学校からの出前授業を受け付けております。お気軽にお問い合わせください。当ホームページにも紹介されていますので、ぜひご覧ください。(トップページ「先生方へ」のバナーから)

電話:028-634-1312(教育広報課)

教育広報課 沼尾

皆さんこんにちは。いつも博物館をご利用下さいましてありがとうございます。

上三川町立明治小学校6年生の皆さんと、特別講座「大地のつくりと変化」を行いました。この講座は、6年生理科の単元に合わせた学習を博物館を利用しておこなうものです。館内見学、職員による講座、火山灰の観察の3部構成です。

講座の様子


地層ってなんだろう。どうやって地層ができるの?地層をつくる岩の種類にはどのようなものがあるの?など、地層についての解説を聞きます。次に、化石についてのお話しです。化石ってなに?化石からどんなことが分かるの?など、化石についてちょっと詳しく解説を聞きました。

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皆さん、真剣です。熱心にメモを取りながら、話を聞いています。

講座の後は、火山灰の観察です。今回は栃木県内でよく見られる火山灰(鹿沼土)の観察です。

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火山灰が入ったパックに水を入れて、余分なものを洗い流します。

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袋をよくもむと、みるみる水が茶色になります。この後、水ごと余分なものを捨てます。

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火山灰だけになったパックを顕微鏡で観察します。色々な形や色の火山灰や砂粒が見えました。

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砂粒と火山灰のイメージです。砂はあまりカドがありませんが、火山灰にはするどいカドがあります。観察で作った火山灰パックはお土産として持ち帰りました。

皆さん最後まで熱心に観察に取り組んでいて、とても立派でした。今後の学校の授業にも、今日の講座を生かしてほしいですね。ありがとうございました。


博物館では、学校を対象に館内で行える体験プログラムをご用意しています。

博物館を利用しようとお考えの先生方、ぜひご検討ください。詳細は、当ホームページ内「先生方へ」のバナーをクリックして下さい。

教育広報課 沼尾

皆さんこんにちは。いつも博物館をご利用下さいましてありがとうございます。

日光市立中宮祠小学校5・6年生の皆さんと、体験プログラム「貴族のくらし・武士と鎧」を行いました。

初めに、平安衣装の体験です。モデルさんには十二単を着てもらいます。

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十二単は2人がかりで着せていきます。何枚も重ね着をするのでとても時間がかかります。実際には約20分かかります!着せる方も着せてもらう方も大変ですね。

続いて、男の子には鎧を着てもらいます。

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右側の鎧は「大鎧」、左側の鎧は「当世具足」といいます。それぞれ使われていた時代が違いますが、どちらが古い時代の鎧かわかりますか?

続いて、「足軽鎧」も着てもらいました。

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右側の当世具足に比べて、ずいぶん簡素なつくりですね。この鎧を付けた人たちは、「鉄砲(火縄銃)」を持って戦いました。(もちろん、他の武器も持ちますが。)

さいごに、男の子は十二単、女の子は当世具足を試着して、それぞれの重さや着心地を体験しました。

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みなさん体験プログラムを十分に満喫できたようでした。ありがとうございました。


博物館では、学校を対象に館内で行える体験プログラムをご用意しています。

博物館を利用しようとお考えの先生方、ぜひご検討ください。詳細は、当ホームページ内「先生方へ」のバナーをクリックして下さい。

教育広報課 沼尾