定期消毒による休館のお知らせ

館内の定期消毒に伴い、2022年6月20日(月)~7月4日(月)は休館となります。

休館中の問い合わせや講座予約等の電話は028-634-1311(平日のみ)となります。

028-634-1312はつながりませんので、お気をつけください。

ご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします

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キッズツアー「大名行列と宇都宮」を行いました

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みなさん、こんにちは!

6月19日の県博デーに、キッズツアー「大名行列と宇都宮」を行いました。

ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

当日のようすを少し、ご紹介します。

大名行列(だいみょうぎょうれつ)とは江戸時代に全国の大名が将軍(しょうぐん)のいた今の東京と自分の領地(りょうち)をおうふくした行事です。

そのふしぎな行進のようすと理由をモニターで勉強してもらいました。

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大名行列クイズに答えてもらいます。昔の大名も苦労が多かったようですね。

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後半は展示室の宇都宮城のジオラマを見ながら今と江戸時代の移り変わりの様子を見てもらいました。

江戸時代の宇都宮は城下町であり門前町であり大名の泊まる本陣もある宿場町でもありました。

将軍が日光東照宮(にっこうとうしょうぐう)に行くときもお城にとまりました。

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昔と同じようなところやビルが立ち並んで大きくかわったところもあり、さまざまですが昔から栃木県の中心であることにはかわりません。

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今度時間があったらぜひ宇都宮れきし探検をしてみましょう!

なお当館は6月20日から7月4日まで定期消毒期間のためお休みになります。ご注意ください。

次回のキッズツアーは、7月17日(日)「ゴロゴロダンゴムシ」です。おもしろいダンゴムシのお話をします。

予約は不要で14時開始です。皆様のお越しをお待ちしております。

教育広報課 解説員 相子

生物・地学収蔵庫ガイドを開催しました

 6月11日と12日、生物・地学収蔵庫ガイドを開催しました。

今回の収蔵庫ガイドでは、2日間で26名の方々が参加し、動物、植物、地学などの自然系の収蔵庫を見学しました。

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初めに、資料の搬入・搬出を行うためのスペースであるトラックヤードの説明がありました。

トラックが入れるほどのスペースがあり、上部には資料を吊り上げて運ぶための電動クレーンが付いています。

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こちらは、動物収蔵庫です。アオウミガメやスッポンの剝製が映っています。

動物収蔵庫には、鳥類や哺乳類などたくさんの剝製が並んでいます。こうした収蔵品の多くが展示や研究などに活用されます。近くから見ることで新たな発見があるかもしれません。

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続いて、地学収蔵庫です。化石や岩石・鉱物が収蔵されており、収蔵品の大きさや形状に合わせた収蔵棚が設置されています。参加者の皆さんは実際に鉱物を手にしながら解説に聞き入っていました。

 ふだんは聞けない収蔵資料の解説と収蔵品の数の多さに、皆さん楽しみながらご覧になったのでは、と思います。参加してくださった方々、ありがとうございました。

(自然課 永嶋、三宅)

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おかげさまで大好評いただき、開催中の企画展「異界~あなたとふいにつながるせかい~」の入館者数が二万人を達成しました!!

皆さま、どうもありがとうございました\(^o^)/

栄えある二万人目のお客様は、宇都宮市新里町よりお越しいただいた女性の方。

新聞で展覧会のことを知り、百目鬼の資料などを楽しみに来られたとのことです!

記念品として館長より、異界展図録、次回企画展アンモナイトの招待券とチラシ、博物館レストランペアお食事券、ソワカフェさんの異界展限定「異界ブレンドコーヒー」、伝統工芸品の桑の湯呑みが贈呈されました!!

異界展もとうとう明日で閉幕です(;O;)

ぜひ最後の機会を逃さずお出かけください!

異界展図録や異界コーヒーなどの関連グッズはミュージアムショップで販売しておりますので、そちらもお忘れなく~


☆おまけ写真☆

〈担当学芸員とみーたん〉 

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〈身体中でお祝いを伝えるみーたん〉

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(人文課 久野)

みなさんこんにちは!

611日の土曜日に、博物館でやってみよう!「紋切り江戸遊び」を行いました。

ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!

当日の様子を少しだけお知らせします。

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用意するものはハサミと折り紙。

紋切りは江戸時代から続く日本独自の遊びで、庶民の間で自由な発想の様々な紋が生まれました。

今回はかしま牡丹と鍬形菱という形どちらかを選んで切っていただきます。

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ひらいてみるとあっという間にきれいな紋が出来上がりました。

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今回は比較的切りやすい二種類のみのご案内しましたが、紋切は様々な種類があります。

是非図書館やインターネットで他の紋切りについて調べていただき、他のかたちにも挑戦していただければと思います。

古くからある日本の文化に興味を持って頂ければ幸いです。

改めて参加していただいた皆様ありがとうございました。


次回の博物館でやってみよう!は、7月9日の土曜日、14時から15時30分に、「かるたで遊ぼう」を行います。

昔から親しまれているかるた遊びを博物館で体験してみましょう。是非ご参加ください。

教育広報課 解説員

モリアオガエルの観察会

 6月4日(土)、塩谷町東荒川ダム親水公園において、モリアオガエルの観察会を開催し、26名の方々に参加いただきました。19時~21時まで公園の池で、モリアオガエルを中心に生き物の観察をしました。観察会の時の天候は曇り。気温と湿度は低めで、モリアオガエルが産卵のために姿を見せてくれるか心配もありました。しかし、あたりが暗くなり、参加者のみなさんが懐中電灯をつけ、草むらを探していると、モリアオガエルが、その姿をあらわしてくれました。

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産卵するモリアオガエル。大きい体のメスに小さい体のオスが乗っかっています。カエルの周りにある白い泡がモリアオガエルの卵塊(らんかい)です。モリアオガエルのオスとメスの違いは、口先の形の違いにあります。口先がとがっているのがオス、丸みがあるのがメス。

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池には、カエル以外にこんな変わった生き物がいました。セスジビルというヒルの仲間です。ヒルというと人や動物の血を吸うヤマビルなどを思い浮かべる人も多いと思います。しかし、セスジビルは血を吸わないヒルで、貝類を食べて暮らしています。

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観察会の最後、参加者のみなさんにモリアオガエルの手の吸盤のくっつきぐあいを体験してもらいました。見た目以上に、しっかりと人の肌にくっつくので、みなさん驚いていました。

 今回の観察会ではモリアオガエルのメスが姿を見せてくれました。メスが見られる機会はそんなに多くないそうで、それだけでも貴重な体験ができました。

                                                    (自然課 井上)

県民の日関連・観覧料無料デー

今年度も行います観覧料無料デー!

6月15日の栃木県民の日に関連して、直前の土・日と15日の3日間は観覧料無料となります。

企画展も開催中ですので、ぜひこの機会をお見逃しなく!

※駐車場が大変混みあいますので、中央公園東側駐車場や(博物館北側にある)近隣大型有料駐車場・関東バス37番系統「中央公園博物館前」をご利用ください。

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みなさん、こんにちは!

5月29日の日曜日に、博物館でやってみよう!「昔の布でシジミ貝根付をつくろう」を行いました。

ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

当日の様子を少し、お知らせします。

この体験は、今回、初めて行ったものです。

お味噌汁などで食べたシジミ貝の殻を、洗って乾かし、布でくるんだものを用意し、それをボンドで貼って、和風のマスコットを作ります。

  

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お寺や神社のお守りなどで、見たことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

栃木県南部にある足利市は、かつて織物産業が盛んな所でした。

シジミ貝をくるんだ布は、大正から昭和時代のものですが、購入したものだけでなく、足利で織物仲介業を営んでいた担当者の祖父が遺した、生地見本帖なども使用しています。

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ちょっと昔の布に触れて、親しみを感じていただけたなら、嬉しく思います。

  

次回の博物館でやってみよう!は、6月11日の土曜日、14時から15時30分に、「紋切り江戸遊び」を行います。

はさみを使って、折り紙を色んな形に切ってみよう!

材料に限りがありますので、体験したい方は、お早めにどうぞ。

(なお、この日は、県民の日関連の無料入館日です)

企画展「異界~あなたとふいにつながるせかい~」、テーマ展「ダンゴムシ」も、ぜひ沢山の方に、ご覧いただきたい展示です。

みなさまのご来館を、心よりお待ちしております!

    

教育広報課 解説員

5月14日(土)、中央公園においてナスヒオウギアヤメの鑑賞会を開催しました。

当日朝まで降っていた雨もあがり、薄曇りの中での鑑賞会となりましたが、解説担当の星学芸員曰く、「このくらいのがアヤメを見るのにいい天気」。

11時~と14時~の2回開催しましたが、延べ64名の方が参加されて大盛況でした。

中央公園管理事務所の佐藤さん、中村副館長の挨拶の後、星学芸員の解説が始まりました。ブログ写真1.jpg

 配布資料や解説パネル、実物をもとに、アヤメ、カキツバタ、ハナショウブ、ヒオウギアヤメ、ナスヒオウギアヤメの特徴や見分け方、ナスヒオウギアヤメの由来等を分かり易く解説し、参加者の方々はそれを熱心に聞き入っていました。

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上:ナスヒオウギアヤメ

下:アヤメ

違いがわかるかな?

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観察会の後は、中村副館長をはじめとした博物館職員有志ボランティアによる野点が行われ、お茶が無料でふるまわれました。

参加者の皆様には楽しんで頂けたでしょうか?

       

(自然課 三宅)

先日、めでたく入館者一万人を超えた異界展ですが、一部展示替えを予定しており、5月22日(日曜日)で前期展示が終了します。

今回は、あと数日でみられなくなる前期展示の資料をご紹介します。


幽霊というと、どのようなイメージがあるでしょう?恐ろしい、不気味な、得体の知れない、あるいは亡き人に会える懐かしみを抱く人もいるかもしれません。

①幽霊画 穂谷筆 国立歴史民俗博物館蔵・画像提供

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部屋の片隅の暗がりに、白い着物の女性がたたずんでいます。

一見、「誰かな」と思いつつ、違和感からよくみてみると、足もとはすっと消え、この世のものではないとわかります。

眉をひそめた表情は、恨みがこめられているような、悲しみをたたえているような......。

懐に差し入れた手は何を意味しているのでしょうか。

想像がふくらみます。

  

 

 

 

②幽霊図 国立歴史民俗博物館蔵・画像提供

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①の幽霊画は、明暗の曖昧さがこの世とあの世の境をわからなくさせるような絵ですが、この幽霊図は明らかに異界のものという感じです。

あばら骨の浮いた青白い肌に、白目は光るように黄色くなっています。

やはり足はないのですが、まるでちぎれたような異様さがあります。

風になびく髪を口に噛みしめ、下唇に描かれた尋常ではないシワが、この幽霊の思いの強さを表すようです。

それに反して、まなざしは諦めや憂いを帯びているようでもあります。

控えめなやさしい手招きに、つい、呼ばれてしまわないよう、ご注意ください。

 

 

①と②は対照的な雰囲気ですが、幽霊となった経緯は人それぞれなのかもしれません。この人はどうして幽霊となって、現世にもう一度現れているのか、何か伝えたいことがあるのだろうか、そんなことを考えながらみてみると、その時々の感じ方によって、幽霊に対するイメージも変わってくるようです。

 

③水虎十式品之図 安政2(1855)年 国立歴史民俗博物館蔵・画像提供

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各地で捕らえられたという10種類の河童を記した図です。河童にも種類があったとは驚きです!中にはスッポンのような河童もいたり、緑だけでなく青や肌色の河童もいたり、実にさまざま。

とくに正面と後姿を紹介する左上の河童は、享保元(1716)年に水戸で網にかかったとの注釈があります。網にからまる河童を想像すると、うす気味悪くも、少しまぬけな気もします。

 

これらの資料の実物がみられるのは5月22日(日曜日)までです!!

まだご覧になっていない方、もう一度ご覧になりたい方は、この機会にぜひ足をお運びください♪


*これからの異界展 関連事業*

地獄絵絵解き  5月28日(土曜日) 午後2時~3時

 講師:井上広法氏(光琳寺住職)  場所:当館講堂(定員150名)

 備考:要予約(教育広報課028-634-1312) 聴講無料(ただし実物資料の観覧には観覧料が必要)

担当学芸員による展示解説  6月4日(土曜日) 午後2時~3時

 場所:当館展示室   備考:予約不要(要観覧料) 

講座「栃木の民話語り(異界)」  6月11日(土曜日)  午後1時半~3時

 講師:栃木県民話の会連絡協議会会員・担当学芸員

 場所:当館講堂(定員150名)  備考:予約不要(無料)

体験談募集

 本展会期中、あなたが体験した異界にまつわる出来事を募集しています。

 当館展示室にて専用の用紙にご記入ください。

 

(人文課 久野)