企画展記念講演会

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8月6日(土)
夏の企画展「アンモナイトの秘密」記念講演会が開催されました。02 DSCn_0057.jpg

講師は 国立科学博物館地学研究部の木村由莉さん
演題は『もがいて、もがいて、古生物学者! ~私が化石の研究者になったわけ~』です。

会場は大盛況、コロナ対策で席を空けながらでしたが、定員いっぱいの聴衆が集まりました。01 DSC_0042.jpg

木村さんが化石研究者となり、現在に至るまでの話にみなさん興味津々。

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後半は木村さんと、本企画展担当者(河野学芸員)の対談です。

研究者を目指していた頃の話や発掘調査の思い出、会場に集まった皆さんからの質問を受けたりしました。
子ども連れのお母さんお父さんからは、「子供たちの能力を伸ばすための親の姿勢」など
この講演会に参加した親ならではの質問が飛んでいました。

企画展『アンモナイトの秘密」は8月21日まで開催されています。
ぜひご覧においでください。

企画展「アンモナイトの秘密」を開催してからの入場者が1万人に達したのを記念して、8月3日に入場者1万人記念セレモニーが行われました。

1万人目はお母さんとお子さん2人とで来館されたご家族でした。当館館長から図録や記念品の贈呈があり、その後はみーたんと記念撮影していました。

夏休みのいい思い出になったかな?

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みなさん、こんにちは。

7月24日(日)に、栃木県立博物館では、「博物館でやってみよう」のシリーズで、「まが玉をつくろう」を開催しました!

17名の子どもたちに、古代のアクセサリー・まが玉づくりを通して、古代の人たちに思いをはせていただきました。

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はじめ、まが玉の歴史・用途・材料などについて解説しました。

3択クイズを通して説明を行い、まが玉についての知られざる事実に、とてもびっくりしていました。

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続いて、まが玉の作り方の説明です。

まが玉作りは石を削る作業が主です。三種類の削り方を、それぞれ約5分を目安に行います。

果たして皆さん、時間内にできるでしょうか!

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いざ、スタート!

まずはペンで削りたいまが玉の形を描きます。

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こんな具合に。

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続いて、いよいよ削っていきます!

使うのは棒やすりと、2種類の紙やすり。

棒やすりは大きく削る時、紙やすりは細かい調整をするのに便利です。

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一生懸命削った結果、それぞれが描いた形に近づいていきました。右の作品はハートの形にしていました。

時間内に仕上がらなかった子は紙やすりを持って帰って、お家で仕上げていただくことにしました。

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皆さん、ご参加いただき、ありがとうございました!

今回のまが玉作りでは棒やすりなど、金属や削りやすい道具を使いましたが、出土している中では最も古い時代・縄文時代の人々は、竹や石・動物の骨など金属ほど頑丈ではない物で作っていました。

やすりを使っても苦戦した子もいましたが、昔の人たちはさらに手間がかかったはずです。

何のために作られたのか、様々な説があってはっきりとした答えが出ていないまが玉。今回も、アクセサリー・お守りなど様々な目的でまが玉を作った子たちがいました。皆さん、「古代の人たちはどういった気持ちで作ったのか」を、それぞれ考えながら作業してくださったと思います。そして手間がかかった分だけ素晴らしいものが出来るという事にも気づいたいただけたかと思います。理由は何であれ、もしかするとそれが、まが玉を遺した古代人のメッセージかもしれません。

いつか、再びまが玉のイベントを開催する時、自分なりの説を教えていただけたら、うれしいです。

次回の博物館でやってみようは、

8月7日(日)に、「七夕飾りをつくろう」を開催します!

気になった皆さん、ぜひご参加ください。お待ちしております!

教育広報課 解説員 北村、横山

7月17日に学芸員とっておき講座「化石になった生き物たち」を開催しました。

小さなお子さんからご年配の方まで、延べ93名が参加されました。

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 昨日から開催されました企画展「アンモナイトの秘密」に基づきながら、展示に出てくる用語等のより詳しい説明や発掘・生体模型制作の裏話などを河野学芸員が解説しました。

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展示されているパラプゾシアの生体模型の制作過程

参加者の皆さんは、メモをとったりしながら、最後まで熱心に聞き入っていました。

最後まで聞いてくれた小学生以下のお子さん達には、サプライズでアンモナイト展オリジナル缶バッチのプレゼントがあり、早速バックにつけて会場を後にする姿を見かけけました。

企画展「アンモナイトの秘密」は8/21(日)まで開催しています。また、7/23(土)に展示解説、8/6(土)に記念講演会「もがいてもがいて古生物学者!~私が化石の研究者になったわけ~」を開催しますので、そちらもぜひご参加ください。

(自然課 三宅)

みなさん こんにちは。

7月18日の海の日、博物館でやってみよう!「昔のくらし体験」を実施しました。今回は、子どもたちと一緒に洗濯桶と水桶を使用して、昔の水汲みと洗濯を体験しました。

水道をひねるといくらでも水が出てくる現代と違い、昔は洗濯をするのもお風呂に入るのも重労働でした。子どもたちは、近所の川から水桶に水を汲んで天秤棒で運ぶところから体験します。

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水なしでも桶は重く、肩が痛くなりました。

洗濯も井戸の水をたらいに汲むところから始まります。せっけんを溶かして洗濯板でお洗濯。手ぬぐい一枚の洗濯でも「手が痛くなるー」の声も聞こえました。

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今回は昔の生活の一部のほんの一部の体験でしたが、暮らしの厳しさと水道のありがたさを実感するイベントとなりました。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。

次回の博物館でやってみよう!は、8月7日の日曜日、14時から15時30分まで、「七夕飾りをつくろう」を行います。織姫と彦星の再会を祝う七夕まつり。みんなで短冊に願いを書き込みましょう!

事前予約は不要ですので、是非ご参加ください。

教育広報課 解説員

みなさん、こんにちは!

7月17日の県博デーに、キッズツアー「ゴロゴロ☆ダンゴムシ」を行いました。

ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

当日の様子を少しご紹介します。


みなさんはダンゴムシにさわったことがありますか?手にのせても、指にかみついたり、とげを出したり、変なにおいを出したりすることもなく、

手のひらの上をゆっくり動くダンゴムシは、虫があまり得意ではない方でもさわったことがあるのではないでしょうか。

大人のかたでも子どもの頃さわったことある人は多いみたいですね!

私たちがダンゴムシにさわろうとするとダンゴムシは丸まります。

なぜダンゴムシは丸まるのかな?

参加いただいたみなさんに気持ちを考えてもらいました。

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ダンゴムシが丸まる1番の理由はからだを守るため。

ダンゴムシは体の内側がやわらかいです。

驚いたときや、攻撃されたときからだを守るためにすぐに丸まります。

みんなで丸まる様子や動きを、動画を見てもらいました。

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丸まれるダンゴムシは動きがゆっくりですが、とても足が器用です。食べ物のある場所に行くため、天敵が少ない場所にいくため、色々な場所を歩けます。

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その後はテーマ展「ダンゴムシ」を見ていただき、少しお話させていただきました。

ダンゴムシのことさらに興味を持って頂けたら嬉しいです。


次回のキッズツアーは8月21日日曜日県博デーに行います。

とちぎけんぱくキッズツアー「アンモナイトとオウムガイ」。

アンモナイトとオウムガイ、似ているけれどどこか違いはあるのかな?いっしょにみてみよう!

是非ご参加ください。

教育広報課 解説員

  

みなさん、こんにちは!

  

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7月9日の土曜日に、子ども向け体験活動を行いました。

ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

当日の様子を少し、お知らせします。

  

「かるたで遊ぼう」は、今回初めて行った企画です。

  

百人一首と関わりの深い宇都宮にちなみ、様々なかるたや百人一首を、参加者みんなで楽しみました。

  

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参加していただいた皆さんが、ご家族みんなで盛り上がっていたり、初めて顔を合わせるご家族同士も和やかに会話されたり、かるた体験が良い交流の場にもなれたようでした。

  

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百人一首の成り立ちのお話を興味深く聞いてくださったり、かるたを楽しんだ小さなお子さんが百人一首に挑戦してくれたり、嬉しかったです!

  

次回は、7月18日の月曜日(海の日)に、「昔のくらし体験①昔の道具」を行います。

昔の暮らしに必要だった道具を、気軽に体験してみましょう!

  

7月16日からは、企画展「アンモナイトの秘密」、テーマ展「いまも生きるアンモナイトのなかま」も始まります!

  

みなさまのご来館を、心よりお待ちしております!

  

  

教育広報課 解説員

6月19日(日)、学芸員とっておき講座「ダンゴムシってどんな動物?」が開催しました。

延べ70人が参加し、しかも小さなお子さんが多かったのに驚きました。

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ダンゴムシの足や尾などの体のつくりや、栃木県には17種類のダンゴムシ(ワラジムシ、ヒメフナムシを含む)が暮らしていることなどを南谷学芸員が解説し、時々質問を投げかけると元気に手を上げるお子さん達の姿が印象的でした。

ダンゴムシを見つけたら、体のつくりをよく観察するだけでなく、迷路や、細い棒や糸の上を歩かせてみたり、壁を乗り越えることができるかなど、実験してみてください。

これからダンゴムシをみつけるのが、ますます楽しくなりそうです。

テーマ展「ダンゴムシ」は8月21日(日)まで開催中です。8月7日(日)14時~15時には展示解説も予定してます。皆様のご来館をお待ちしてます。

                                    (自然課 三宅)

栃木県では、令和5(2023)年4月1日採用予定の学芸員(考古)の採用選考考査を行います。

詳しくはこちらをご覧ください。

https://www.pref.tochigi.lg.jp/k02/pref/saiyou/kenshokuin/shokushu/r4senkoukousa_9gatsu.html

(受験案内、申込書、受験票、研究業績目録作成要領、研究業績目録作成要領(記載例)等が掲載されています)