スベアミ |
人文系 民俗部門テーマ展 山からの贈り物 |
開催概要
栃木県には、男体山のような名峰から近所の裏山まで、大小様々な山があります。人々は長きにわたり、山の自然を衣・食・住に用い、あるいは山そのものに信仰を寄せるなど、様々な形で山を生活に取り込み、大切に守り継いできました。
しかし、高度経済成長期にかけて人々の生活様式は大きく変化しました。今では、かつてのような山との関わりは途絶えつつあります。
本テーマ展では、当館が帝釈山地や足尾山地の山村を中心として収集に努めてきた山仕事の用具や生産物を紹介します。これらの地域は、寒冷で起伏があるために農業は振るわず、様々な山仕事を組み合わせて生計を立ててきました。展示資料はいずれも、知恵と技能を駆使して多様な山林資源を活かす、言い換えれば、山にあるものを「贈り物」として受け取る、そんな山村生活の逞しい姿を今に伝えます。
本展が、失われつつある栃木の山と人との結びつきを見つめ直す契機となれば幸いです。
落ち葉を集めるオオカゴ |
炭を運ぶための炭俵 |
板を挽くためのマエノコ |
山中のスゲで編んだ背負い袋 |
かつての猟師の姿 |
日光の特産品だった曲げ物 |
山の神さまを祀る碑 |
教育広報課 | 028-634-1312 (直通) |
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各ページに掲載の写真・音声・CG及び記事の無断転載を禁じます。
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