農村風景

人文系民俗部門テーマ展

栃木の平野の暮らし
−稲作−



開催期間:
令和4(2022)年12月17日(土曜日)
〜令和5(2023)年2月5日(日曜日)
開催概要
 本県の中央部から南部は、全国有数の米どころとして知られています。例えば、那珂川、小貝川、鬼怒川、田川、思川、渡良瀬川などの沿岸には、豊かな水田地帯が広がり、古くから稲作が行われてきました。
 稲作は、田起こしから始まって代掻、苗代しめ、苗取、田植、草取、稲刈、稲干、脱穀、籾干、籾摺などの複雑な過程をたどります。この中で、鍬や犂、唐箕、万石など多種多様な農具が使われてきました。このように、米を生産するまでにはとても多くの労力と、さらには農具を使った作業が必要でした。
 本テーマ展では、昭和40 年代頃まで使用された農具を通して、とりわけ機械化される以前に人々がどのようにして長い間、米を生産してきたかを紹介します。
展示構成
 1 田起こし
   田起こし万能、オオガ、フォーク型犂など
 2 代掻
   馬鍬(マンガ)、均棒(ナラシボウ)など
 3 苗代しめ
   種籾浸し桶、籾押しなど
 4 田植
   苗取台、定規など
 5 草取・稲刈
   雁爪(ガンヅメ)、田こすり、除草器、鋸鎌など
 6 脱穀・乾燥
   足踏み脱穀機、唐竿(クルリボウ)、箕、唐箕など
 7 籾摺・選別
   摺臼(スルス)、万石など
関連行事
 担当学芸員による展示解説
  本展示を観覧しながら、担当学芸員がわかりやすく解説します。
  開催日 令和4(2022)年12月17日(土曜日)・令和5(2023)年1月29日(日曜日)
  時 間 14時00分〜15時00分
  場 所 当館展示室2(定員20名)
  ※参加費は無料ですが、館内を観覧するので、別途観覧料が必要です。
 学芸員とっておき講座「栃木の田んぼと米作り」
  本展示を観覧しながら、担当学芸員がわかりやすく解説します。
  開催日 令和5(2023)年1月15日(日曜日)
  時 間 13時30分〜15時00分
  場 所 当館研修室(定員40名) 無料(予約不要)
主な展示資料

オオガ マンガ
オオガ マンガ

足踏み脱穀機 唐箕
足踏み脱穀機 唐箕
お問い合わせ
教育広報課 028-634-1312 (直通)

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