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とちぎテレビ開局25周年記念
第139回企画展
とちぎのキノコ

企画展概要

 キノコは食べ物として私たちの生活に深く関わりのある生物ですが、どのような生物なのか、 知っている人は多くはありません。一方で、栃木県では古くから「チタケ」の愛称で親しまれているチチタケに代表される、 野生キノコを食べる文化が根付いており、人々のキノコに対する関心は高いと言えます。この展示では、 生物としてのキノコをもっと知っていただくために、食用キノコや毒キノコの紹介だけでなく、栃木県の多様な自然環境の中で生きる姿も紹介します。

会期

会期

令和6(2024)年7月20日(土)

11月4日(月・祝)

開館時間

開館時間

午前9時30分

午後5時
(入館は午後4時30分まで)

休館日

休館日

毎週月曜日(祝日を除く)
8月13日(火)、9月17日(火)、9月24日(火)、10月15日(火)

観覧料

観覧料

一般:260(200)円
大学・高校生:120(100)円
中学生以下:無料
※( )内は20名以上の団体またはM割料金

第1章 キノコってどんな生物

 キノコは菌類の仲間です。菌類は、かつて植物の仲間と考えられていましたが、 むしろ動物に近い生物であることがわかっています。肉眼では見えないカビや酵母も、 キノコと同じ菌類の仲間です。キノコの生き方は様々で、落ち葉を腐らせるもの、木と共生関係を結ぶもの、 さらには昆虫を殺してしまうものもいます。

アオカビはキノコと同じ菌類の仲間 カラマツと共生関係を結ぶハナイグチ
アオカビはキノコと同じ菌類の仲間
カラマツと共生関係を結ぶハナイグチ

第2章 とちぎのキノコ図鑑

 2023年までに、栃木県から少なくとも1,100種のキノコが見つかっていますが、その数は未だ増え続けています。 これほど多様なキノコが生息できるのは、県南部の常緑樹林から奥日光の針葉樹林におよぶ、変化に富んだ自然環境があるおかげです。 ここでは食用キノコや毒キノコを含む、県内の様々なキノコを紹介します。

県内で中毒事例が多いツキヨタケ 県南部の石灰岩地帯だけで見つかっているレモンツブタケ
県内で中毒事例が多いツキヨタケ
県南部の石灰岩地帯だけで見つかっているレモンツブタケ

第3章 とちぎのキノコのディープな話

 全国的に稀少ですが、なぜか県内には多いコウボウフデ、 昭和28(1953)年に昭和天皇が那須で採集されたのが最初と言われるアカヒトデタケ、 宇都宮市の里山で見つかった新種のクサイロコメツキムシタケなど、栃木県ならではのキノコを紹介します。

県内産の標本をもとに新種として発表されたヒロメノトガリアミガサタケ 奥日光を代表する美麗な稀少種、ホシアンズタケ
県内産の標本をもとに新種として発表されたヒロメノトガリアミガサタケ
奥日光を代表する美麗な稀少種、ホシアンズタケ

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関連イベント

記念講演会「市民が支える菌類研究-『新・入生田菌類誌』完成までの道のり」
日時 令和6(2024)年8月25日(日) 13:30~15:00
講師 神奈川県立生命の星・地球博物館 主任学芸員 折原貴道氏
場所 当館講堂
※聴講には当日の観覧料が必要です。
定員 150名 (要予約)
学芸員とっておき講座「とちぎのキノコ図鑑」
日時 令和6(2024)年10月20日(日) 13:30~15:00
講師 当館学芸員 山本航平
場所 当館講堂
定員 150名
夏のキノコ観察会
日時 令和6(2024)年7月27日(土) 9:30~11:30
場所 うつのみや文化の森
定員 30名 (要予約)
秋のキノコ観察会
日時 令和6(2024)年9月14日(土) 10:00~12:00
場所 栃木県中央公園
定員 30名 (要予約)
担当学芸員による展示解説
日時 令和6(2024)年8月11日(日) 14:00~15:00
令和6(2024)年10月6日(日) 14:00~15:00
場所 当館企画展示室
※展示室で行うため、観覧料が必要になります。
体験~博物館でやってみよう~「キノコペーパースタンドをつくろう」
日時 令和6(2024)年9月21日(土) 14:00~15:30
場所 当館みーたん広場
お問い合わせ・お申込み
栃木県立博物館 教育広報課
Tel. 028-634-1312