栃木県誕生150年 下野新聞創刊145周年
第135回企画展
甲殻類ワールド
~エビ、カニ、フジツボ、ダンゴムシ、ミジンコ & カブトエビ~
企画展概要
エビやカニは、食卓や昔話、川遊びでおなじみの生き物です。エビやカニだけでなく、フジツボやダンゴムシ、ミジンコ、カブトエビも、姿形は異なりますが、全部まとめて甲殻類です。
甲殻類の生活場所や暮らし方はさまざまです。海の中、波打ち際、川、地下水、そして森や庭先と、さまざまな場所に暮らしています。泳ぐ、歩く、岩にくっつくなど、暮らし方も多様です。
この企画展では、さまざまな甲殻類の形や暮らしぶりを紹介するとともに、食や文化を通じた人と甲殻類の関わり、栃木県に暮らす甲殻類について紹介します。
この企画展を通じて、甲殻類がおりなす多様で魅力的な世界と、栃木県で暮らす甲殻類について関心を持っていただき、さらに食文化などを通じて自然の恵みや自然環境の大切さを感じるきっかけになることを願っています。
会期
2023年4月29日(祝・土)
~
2023年6月18日(日)
開館時間
午前9時30分
~
午後5時
(入館は午後4時30分まで)
休館日
毎週月曜日
観覧料
一般:260(200)円
大学 高校生:120(100)円
中学生以下:無料
※( )内は20名以上の団体またはM割料金
展示構成と主な展示作品
- 第1章 甲殻類って何?
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・節足動物の中の甲殻類
カブトガニはなぜ甲殻類ではないのか?
・甲殻類の系統
エビ・カニ・ヤドカリ、ダンゴムシ、フジツボ、ミジンコ、ホウネンエビ等
・大型甲殻類
アメリカンロブスター、タカアシガニ、オーストラリアオオガニ、ヤシガニなど
・甲殻類のさまざまな暮らし
生活場所、生活様式など
- 第2章 甲殻類と人
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・食と甲殻類
ズワイガニ、イセエビ、クルマエビ
コラム:食卓のエビ・カニの不漁、そして養殖
・食以外への活用
水田の除草(カブトエビ)
さまざまな生き物の餌(中禅寺湖のスジエビとマス、ミジンコと小魚など)
・昔話、民具(魔除け、正月飾り)など
- 第3章 栃木県の甲殻類
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・十脚類
エビ、カニ
トピック:那珂川の漁労撈(カニ籠など)
・等脚類
ダンゴムシ、ワラジムシ、ヒメフナムシ、ミズムシ
・鰓脚類
カブトエビ、ホウネンエビ、カイエビ
・ミジンコ類
ミジンコ、カイミジンコなど
参考写真
第1章 甲殻類って何?
クマエビ(はく製) | コモンヤドカリ(はく製) |
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第2章 甲殻類と人
イセエビの刺し身 | タカアシガニの甲羅で作られた魔除け |
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第3章 栃木県の甲殻類
ヌカエビ | セグロコシビロダンゴムシ |
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関連イベント
- 担当学芸員による展示解説
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日時 令和5(2023)年4月29日[土]、5月14日[日]、6月10日[土]
各回14:00~15:00(展示室)
- 学芸員とっておき講座「甲殻類っておもしろい!〜エビ、カニ、ダンゴムシ、ホウネンエビ〜」
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日時 令和5(2023)年6月18日[日]13:30~15:00(講堂)
- 観察会 「磯の観察会〜甲殻類の進化を探る〜」
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日時 令和5(2023)年5月21日[日]10:00~12:00(茨城県ひたちなか市)
- 観察会 「ダンゴムシをよく見てみよう!」
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日時 令和5(2023)年6月4日[日]13:30~15:30(栃木県中央公園)
- 同時開催 特集展示 室町時代に描かれたリアルな「蟹図」(性安筆)修復後初公開!!
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日時 令和5(2023)年4月29日[土]~6月18日[日]