第117回企画展

とちぎの山・鉾・屋台

ユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」登録記念 とちぎ版文化プログラム リーディングプロジェクト事業

 本県の「烏山の山あげ行事」と「鹿沼今宮神社祭の屋台行事」は、「京都祇園祭の山鉾行事」など「山・鉾•屋台」に特色がある他の31件の行事とあわせて、平成28年12月にユネスコ無形文化遺産の代表一覧表に記載されました。
 これらの祭礼は、地域社会の安寧や厄災防除を願って、地域の人々が一体となり執り行うもので、華やかに飾りつけられた「山・鉾•屋台」の巡行に特色があります。また、木工、漆、染物といった伝統的な工芸技術の継承、地域の自然素材を生かした材料の利用、祭礼にあたり披露される芸能、世代を超えた行事の継承は、「伝承者や実践者である地域住民にアイデンティティーや芸術的創造性を与える」ものとして高く評価されています。
 この企画展は、本県2つの祭礼がユネスコ無形文化遺産の代表一 覧表に記載されたことを記念して実施するものです。それぞれの行事の歴史的な背景と現在の状況を資料や写真を通して紹介するとともに、「日光弥生祭家体献備行事」、「宇都宮の天祭行事」、「とちぎの山車」など本県各地で行われる「山・鉾•屋台行事」を概観します。本展を通して、「栃木」の祭礼の魅力を感じ取っていただけたら幸いです。

企画展について

開館時間

午前9時30分~午後5時
(入館は午後4時30分まで)

期間中の休館日

毎週月曜日

観覧料

一般:250 円(200 円)
大学生・高校生:120 円(100 円)
中学生以下の観覧料は無料
※( )の中は20名以上の団体またはM割料金
※6月10日(土)・11日(日)・15日(木)は県民の日により無料

M割(ミュージアム割引)のご案内

※栃木県博物館協会では平成27年度(M割)を実施しています。
栃木県博物館協会のM割参加館の入館券(M割の押印あり)をもって入館日から6か月以内にM割参加館に入館すると、料金割引を受けられます。
※開催期間中は、駐車場の混雑が予想されますので、公共交通機関をご利用ください。

実演・体験

実演1 常磐津公演「将門」
日時 5月21 日(日)10時30分~12時
出演 烏山山あげ保存会
参加方法 場所:当館玄関ポーチ 申込み不要
料金:無料
実演2 鹿沼の囃子(ぶっつけの競演)
日時 6月11日(日)10時~12時
協力 鹿沼いまみや付け祭り保存会
参加方法 場所:当館玄関ポーチ 申込み不要
料金:無料
手仕事体験 鹿沼の技•鹿沼組子の体験
日時 6月11日(日)13時~15時
講師 吉原幸二氏(栃木県伝統工芸士)
参加方法 場所:エントランス(定員60名)
申込み不要(先着順)
料金:無料

関連行事

開会式・担当学芸員によるオープニング講座
日時 4月29日(土)13時~15時
参加方法 場所:当館講堂(定員200名)
要申込み
記念講演会1 「栃木の山・鉾•屋台」
日時 5月7日(日)13時30分~15時
講師 池田貞夫氏
(宇都宮伝統文化連絡協議会会長)
参加方法 場所:当館講堂(定員200名)
要申込み
記念講演会2 赤坂町祭礼記録からみた烏山の山あげ行事
日時 5月14日(日)13時30分~15時
講師 柏村祐司氏
(栃木県立博物館名誉学芸員)
参加方法 場所:当館講堂(定員200名)
要申込み
記念講演会3 ユネスコ無形文化遺産「山・鉾•屋台行事」
日時 5月28日(日)13時30分~15時
講師 菊池健策氏
(元文化庁伝統文化課主任調査官)
参加方法 場所:当館講堂(定員200名)
要申込み
学芸員とっておき講座「栃木の祭礼と文化」
日時 5月21日(日) 13時30分~15時
参加方法 場所:当館研修室(定員:40名)
要申込み
担当学芸員による展示解説
日時  5月6日(土) 14時~15時
 6月4日(日) 14時~15時
参加方法 場所:当館展示室(定員20名)
申込み不要
要観覧料
お問い合わせ・お申込み
栃木県立博物館 教育広報課 Tel. 028-634-1312

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展示(一部分)

日光山大明神祭礼絵巻(部分)
(崎尾秀彰氏蔵)
石橋町屋台欄間
(石摘町自治会蔵)
屋台引違い絵図面
(個人蔵)
静御前雛形(部分)
(個人蔵)

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